話題:キッチン雑貨・食器類

愛用の粉引きのお茶碗。

引っ越してから、お米を食べる機会が増えたので(以前はお酒が主食でした。汗)出番が増えたお茶碗。

土ものの食器は、磁器よりも柔らかく
水気や油を吸い込んだりするので
扱いには少々気を使いますが
柔らかい故に、日々の水気の出入りで年々締まり
また土の性質が出てきたりと、時を重ねる毎に味わいが変化するのであります。

実家に母が35年愛用している唐津焼の湯のみがあるのですが、唐津の渋い風合いに加え
長年母の手の中で大切に愛でられ育てられた艶。
すずらん形のちいさな容貌も相まって、どことなく年配の女性の独特の色気を感じさせる艶です。

あの艶はお金では買えない時が育んだもの。

この茶碗とはまだ一年半のお付き合いですが、茶碗と共に自分がどう変わるのか。

歳を重ねるのも中々楽しいものであります。