先頃、週刊少年マガジンで最終回した 波打ち際のむろみさん。久しぶりにマガジンを読むきっかけとなった作品。むろみさんのお姉さんキャラが、今時のカワイイ区がある福岡美人に合致し、ローカルな人魚さんたちは何時しか国境を超えたネットワークを形成し、水の星の一体感が読み取れた。山川草木の意思を読み、擬人化(神格化)して文化は発展している。むろみさんを釣り漫画のジャンルとしたら、マガジンには偉大な作品、釣りキチ三平がある。三平で描かれたリアルな魚との駆け引きは、むろみさんでは、数多の人魚となって現出したと見る。より、ボーダーレスな社会。種を超えた禁忌の先はまだ見ぬ世界だろう。