「…Trick or Treat」
玄関の扉を開けると頭に狼の耳を付けて不機嫌な表情のラズ君が立っていた
「おまっ、どうしたの!?」
多分フリスちゃん達に無理矢理やらされたのだろう…ご愁傷様…
「取りあえず、今すぐ出でこい」
「へぇ?」
ラズ君の裏を見ると少し離れた所で包帯を巻いたフリスちゃんと、魔女の仮装をしたララちゃんとフレイちゃん、横には黒いマントを羽織、死神のような鎌を持った俺の奥さんアーメリーが…
……!!!
『バン!!!』
俺は勢いよく玄関を閉めた
「おっ、おい!レイム出てこい!!!」
『ドンドンドン』
ラズ君が玄関を叩く
「ぜ〜ったい嫌だ!開けたら仮装させるつもりだろ!!?」
「レイム逃げたの?」
「あぁ」
「ほら、レイム出てきなさい〜レイムに似合いそうな仮装用意したから」
『ガサガサ』と音がし…
「ジャ〜ン♪吸血鬼!!」
「…いや、ちょっとまって!俺元々、吸血鬼だから!!!そのチョイスは間違ってるから!!!」
「「…ああ!!!」」
忘れてたの!?
「いや〜ごめんごめん♪忘れてたよレイムって違う方で存在感大きかったから!」
「違う方?」
「ナンパ野郎」
「チャラい」
「嘘くさい」
「ヘタレ」
上からラズ君フレイちゃんララちゃん奥さん
「…俺もう立ち直れないかも…」
次へ→
「とにかく、出てこい!」
「嫌だー(泣)」
「あら、レイムはまだ出て来ないの?」
その声は!!!
「クラム!」
俺は助けを求めるかのように玄関を開けたが!!!
「あら、やっと出て来たのね」
そこに立っていたのは白衣を着たクラムだった…
「…クラム何故に白衣?」
似合ってるでしょ!っと言い一回転する…
「普通そこはナースでしょ!!ってか最早仮装じゃなくてコスプレ!?」
「あら、ナースが良かったの?安心しなさい、ちゃんとナースも居るわよ」
「えっ!?」
クラムの後ろから金髪ツインテールのナース服を着た女性が現れた…可愛い…ってか身長俺と少ししか変わらなくないか?
「……誰この人!?」
俺に指をさされ女性はクラムの裏に隠れた…隠れてきれてないけど…
「ちょっと、何隠れてるのよ」
「恥ずかしいから!!!」
この声…何処かで…
「ジャンケンで負けたんだから観念しなさい」
「ちょっ!?」
クラムが女性の腕を引っ張り俺の前まで連れてきた
「………」
「…あの、レイム君?」
無言で女性の顔を見つめた…何処で見たんだ?
「………」
「お〜い無視っすか!?」
「…あ゛あ゛ー!!ローウェンさん!?」
「正解〜♪」
クラムがパチパチと手を鳴らした…
「ってクラム!お前旦那になにやらしてんだよ!?」
「だって似合ってるでしょ?うちの人、顔だけは良いから」
今衝撃発言が…あぁ、ローウェンさんが後ろでしょげてるよ「…顔だけ…顔…」
「さぁ、レイム行くよ」
「早く早く」
両サイドをララちゃんとフレイちゃんに挟まれ、俺はズルズルと引きずられて行った…
「嫌だぁぁ〜」
「レイム」
俺が暴れてるとアーメリーが声をかけてきた
「アッ…アーメリィィィー」
俺はアーメリーに抱きついた
「レイム…」
顔をあげると笑顔の奥さん
「今すぐ衣装着るか、この杭を心臓に刺されるか…どっちが良い?(ニッコリ)」
「……すみませんでした、今すぐ衣装に着替えさせてもらいます(冷や汗)」
END
次へ→
ラ=ラズ
レ=レイム
柊=柊華(管理人)
柊「って事でやって参りましたーその後の雑談会ヽ(´∇`)ノ」
レ「無駄にテンション高いなぁ…」
ラ「………」
柊「個々では管理人の今日一日の無謀な計画を暴露してきいたいと思いマス」
レ「あぁ、このハロウィン話…確かに無謀だったな…」
柊「仕事中にハロウィンネタで何か書けないかしら?と思い妄想」
ラ「挙げ句の果てに、仕事でミス…」
柊「なっ!?違うもん!あれは上司が機械を「叩けば治る」みたいな古典的な事を言ったのが始まりだもん!!!」
レ「まぁ、お陰様で残業と休日出勤が付いてきたわけだ(笑)」
柊「(;_」
ラ「そろそろ話を戻せ、早く終わらせろ…」
柊「まぁ、仕事中に考えてた訳ナンデスガ…出来上がれば話はぐちゃぐちゃ…何じゃコリャ…みたいな感じナンデスヨ」
レ「そもそも、最初から無理があるよな…」
ラ「最初?」
レ「玄関って所」
柊「ほぇ?何で?」
レ「だって俺ん家…城だもん」
ラ柊「「(……忘れてた、こいつ一応、王子だった!!!)」」
レ「(忘れてたな…)まぁ玄関じゃなくて門か?ってか仮装して来てみなよ…門番に殺されるぜ(笑)」
次へ→
柊「何かもぉ、すみません」
ラ「おい柊華この携帯メモに打ち込んであるネタでハロウィン レイ×ラズって書いてあるんだが…」
柊「あぁ、この話…元々BLでやろうと思ってて…」
ラレ「「……はあ!!?」」
柊「最初は狼の仮装したレイムがラズ君の家に突撃訪問〜そして、お菓子が普段家に置いてないラズ君はレイムにイタズラと言う名の18禁に…」
ラ「ざけんなー!!!」
レ「柊華ちゃんそれ洒落にならないよ!!!」
柊「でもさ、ローウェンさんのナースが書きたかったから、没」
ラレ「「(有難うございますローウェンさん(感謝))」」
レ「ってかさ今更だけどよ、俺達…裏の住人じゃん、表に出てきて良かったの?」
ラ「本当に今更だな…」
柊「良いんじゃない。ってか裏殆ど放置プレイ状態だし…」
レ「…更新しろよ」
ラ「放置だけならまだ良かったんだが…全然まったく話が進んでない…レイムお前とか全く出てないぞ」
レ「まじで!?ちょっ、柊華ちゃん!?」
ラ「レイムどころかヒロインのフリスすら出てない状況だ…」
柊「いやぁ〜何て言うかbloodに飽きた?だってよ中学生の時から書いてるんだぜ」
ラ「高校生の時は放置だったけどな」
柊「中学生の時に読んでくれてた友達も覚えてないと思うし、話グダグダだしレイムはヘタレだし…」
レ「俺!!?問題点俺!?」
柊「この話を書いて久々にキャラを動かしてみたが、いまいち思い出せないし…レイムとかもっと馬鹿キャラだったハズなのにツッコミキャラになってるし…」
レ「柊華ちゃんがシャルってきた所でお開きにしますか(グッタリ)」
ラ「帰るぞ」
柊「あっ、二人とも最後にこれだけ言っといて、じゃ!」
ラ「あっ、逃げんな!!!」
レ「えっと何々?パスワードはMで始まり…」
ラ「Uで終わる…」
レ「ちょっ、これ言っていいの!!?」
ラ「知るか」
レ「管理人さ〜ん!!!」
終れ…