本当長らくどこ言ってたんだって感じですが本日から帰還しました!
こんな管理人ですがよろしくお願いします。゚(゚´Д`゚)゚。
プライベートが落ち着いてきたのでまたサイトに帰ってきました(*≧∀≦)
よろしくお願いします(*゚∀゚)
高遠のオリジナルSSです。まだキャラクター設定描いてないですねしゅみませ(-_-#)
真夜中、屋敷の屋根に立ち意識を集中させていた瑞希の背後に音もなく降り立つ影ひとつ。
『瑞希、そろそろ屋敷に入ろうぜ。』
風も冷たくなってきた、瑞希と全く同じ顔の青年…和希は身体をふるりと震わせた。
昔住んでいた山の里ならまだしも今は外界にいるせいで秋の風が身体を滑るように触れ体温が奪われる。
『まだ、もう少しここにいたいの…。』
遠くを見据えたままその場を動かない瑞希を和希は後ろから抱きしめた。
『部屋の中には高階がいる。瑞希が見張ってなくても…』
『私は高階も神楽も信用してないわっ!!あんな…伊織に、私たちの神子に…』
カタカタと震える瑞希の身体を力強く抱きしめた和希は軽く息を吐く。
『俺たちは見守るしか出来ないんだ。守人でもない俺たちはただ伊織を守ることしか…』
『分かってるっ!!そんなの分かってるわっ!!でも…』
でも受け入れられないの…悲痛な瑞希の声に和希は長い髪を優しく撫ぜる。
双子だけあって痛みの分かる和希は瑞希が落ち着くように温もりを分け与える。
『…………ごめんなさい、取り乱したわ。』
瑞希は詰めていた息を吐き出し振り返ると和希を正面から抱きしめた。
『やっぱり寒くなってきちゃった。中に入りましょう。』
瑞希は屋根を蹴り跳躍して夜の闇に身を翻した。
『気持ちは分かるんだ、俺も。』
神聖な俺たちの神子、伊織。
それを汚す高階を許すことは出来ない。
伊織が預かり知れないところで情事をし身体を蹂躙する高階をきっと凪子も瑞希もそして俺も許せない。
だが傷付き一番壊れそうなのは高階だ。
狂おしいほどの愛が身体を蝕んでいる。
だから、もう俺たちはどうすることもできないんだ。
見守ること…しか。
これでメインキャラクター出てきました(*゜∀゜)
伊織、御影こと高階、凪子、瑞希、和希です(*´∀`)凪子、瑞希は女の子です(b^∀゜)