mammaは、わたしが中学を卒業するちょっと前に、すべてに疲れて、実家に帰って行った。
もともとpapaとmammaは、入籍をしていない事実婚だった。
papaとmamma自体不倫から事実婚までに至ったみたい。
それを知ったときは複雑だった。物凄く。
あ、事実婚だったってことがね。
不倫からなんて、もっと後に話されたんだもん。
大学病院時代のDrのpapaがMRのmammaに惚れたのがはじまりだったらしいんだけど、mammaが言いたかったのはkimikaが望まれて生まれてきた子だってことらしい。
それは、わかってたなぁー、だってmammaとpapaは、愛情いっぱいにわたしを育ててくれたわけだし!
mammaは、わたしの高校の合格発表を聞いて、家族3人で食事をしに行ってから、故郷の京都へ帰って行った。
それからわたしは、papaの戸籍に入った。
名字が生まれてはじめてpapaと同じになった。嬉しかったけどまた複雑になった。
でも、これからはpapaと頑張んなくちゃいけないんだって思った。
中学校の卒業式、わたしはmammaを見ながら泣いた。
papaは仕事で来れなかった。
mammaは言った、「ごめんね…本当にごめんね。でもmammaはkimikaのmammaだから。」と。
それからわたしは本格的に今のダーリン、ケンケンと付き合いはじめた。
落合で独り暮らしをしていた異母姉妹のまーちゃんが、papaとわたしのところに戻ってきてくれて、わたしの寂しさを全力で埋めてくれた。
寝るときは必ずまーちゃんの隣、ご飯も一緒、朝も一緒に出る。
まーちゃんは、わたしにとって、とてもとても大事な人になった。
頭の良いまーちゃんは、よく勉強を教えてくれた。
上智のお姉ちゃんのまーちゃんが誇らしい。
そして、今はもう独立して結婚した、小児科医のお兄ちゃん。
お兄ちゃんも、わたしのとてもとても大事な人。
親の七光りを、一切感じさせない、素晴らしいドクターだと思う。
子どもたちを見つめる優しい目は、わたしも大好き。
わたしも中学校3年生の1年間は、ぜんそくだとか、てんかんだとかでよくお兄ちゃんの外来に通った。
今はもう成人扱いだから、小児科には行かないけど自宅が近いから、ご飯を食べたりはよくする。
わたしに聴診器を当てて「大きく吸って、ふぅー」って未だに言う、恥ずかしいよ、お兄ちゃん。
bebeができたことを言ったのはケンケンが一番、お兄ちゃんとまーちゃんが二番。
papaは三番目、怒んなかったけど、心配してくれた。
我が家の笑っちゃうよーなはちゃめちゃな家族構成を、十分理解してくれているケンケンと、ケンケンpapa&mamma。
本当にいい人たちだと思う、ありがたい。
「お母さんも、お父さんも色々あるのよ!」って言ってくれたケンケンmamma、bebeの誕生を楽しみにしていてくれて、ケンケンが検診に行けないときは付いてきてくれる。
わたしは、当たり前に誰も恨んでないし、むしろ、幸せすぎる。
ケンケン、わたしのダーリンになるって決めてくれてありがとう。
papa・mamma、わたしを生んで、育てて、愛してくれてありがとう。
お兄ちゃん・まーちゃん、わたしを2人の中に自然に受け入れて、愛してくれてありがとう。
ケンケンpapa・mamma、わたしをお嫁さんに迎え入れてありがとう。絶対にケンケンを大事にします。
papaたちなんか絶対読まないけど、結婚式の予行練習!
結婚式は涙でうるうるにしちゃお。
ちっちゃい頃のkimikaなり★
何食べてるんだろ…すっごく汚い感じ(笑)
bebeちゃん、ケンケンとわたしを選んでくれてありがとう。あなたを幸せにするね。わたしなりに。勿論ケンケンとねー。