私、やっぱり、あの人が好き。
大好き。
とてもじゃないが口になんて出せないけど
人混みが凄いのは分かってたから、どさくさに紛れて服の端でも掴もうかと思ってた。
でも結局、鞄の端を掴むのが精一杯だった。
それでも、こんなに幸せです。
その隣に居させてくれるだけで、幸せです。
帰りの混雑の中、
友達とはぐれて一瞬、二人きりになった時、
このまま、連れ去ってはくれないかと、そう、思ってしまいました。
少しでもそんな風に見えればいいなと、
出来るならもう少しだけ迷子でいたいと、
思ってしまいました。
幸せです。
こんなにも。
だけど欲を言うなら、私も貴方を幸せにしたい。
私が貴方を幸せにしたい。
貴方を笑顔にしたい。
貴方の幸せになりたい。
貴方の人生の助けになりたい。
まだ、そうは考えないのかな。
いつ考えるのかな。
その時、その隣に、私を置いてはくれませんか。
あの人のために生きたい。
許されないかな。
ごめんね、私、やっぱり、貴方が、大好きなんだ。
ごめんね。
私に貴方を幸せにさせてください。
自分が可愛いこと自覚してる女ほどウザいのは無いよね
辛い悲しい苦しい悲しいひどい誕生日なのに誕生日なのに誕生日なのに誕生日なのに悲しい悲しい悲しい悲しいどうして苦しいもう別れたいもうやだ限界もう無理合わないしんどいきつい苦しい私の好きな人じゃない悲しい辛いしんどい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい忘れたい消したいもうやだ
2時38分で止まった時計が私をせき立てる。
お前もこうなりたいのかと無言でこちらを見下ろしてくる。
10月から私は一体何をやってたんだろう。
馬鹿みたいだ。
気合い、入れよう。
もうお遊びは辞めだ。
本当に、危ない。