2011-12-27 12:04
同日に同じ場所で巡る複数の物語
学校の司書さんに「有川浩さんが好きなんですけど、有川さん以外でオススメありますか」って訊いたら、数冊リファレンスして貰えました*
てな訳で本日は本の話なので興味のない方はここでおさらばです^^
またお会いしましょう。
話題:本の感想
とりあえず、1冊ご紹介。
題:本日は大安なり
著:辻村深月
版:角川書店
■ あらすじ
美人双子のたくらみ、
クレーマーに振り回されるウェディングプランナー、
白雪姫に憧れる叔母の結婚式に参加する男子小学生、
重大な秘密を抱えた新郎。
幸福に混ざった思惑を胸に、
それぞれの結婚式が、同日、同じ場所で行われる。
■ 感想
この本を読んでる最中に、友達からメールがありまして、
「辻村深月さんの本読んで!」
と(違う本ではありましたが)。
辻村深月って聞き覚えが…と読んでいた本に目をやると、同じ名前を発見。
思わず吹き出しましたね(笑)
なんてタイミングの良さだ、とww
話はですね、前半はテンポがゆっくりで複数の人間の話が同時スタートなので、読むのが少し疲れました。
後半はあちこちから人間が絡んできたり、展開が見えて来たりで読みやすくなります。
個人的に1番好きな人はウェディングプランナーの女の人ですね。
宿敵ともいえる人への憎しみよりも、プロとしてのプライドが勝つあたりが好きです。
それから、瓜二つの美人双子のそれぞれの結婚条件と性格が真っ直ぐなのに歪んでいて楽しめました。
この双子の片割れの結婚相手がまたいいキャラをしてます。
複数の人間の話を1冊のハードカバーの中でしているので掘り下げは少し浅めです。
恋愛物と呼ぶには情熱はない。
コメディと呼ぶにはテンポは遅い。
ただ複数の人間の「人間性」を表す幸せなお話しです(*^^*)
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