R「メリークリスマス!!IKUTO!!」
I『めりーくりすます』
R「とうとうクリスマスやなぁ。IKUTOはクリスマスの予定はなんかあんのか?」
I『んー…ローストチキンをたべる、こと?』
R「自分食うことばっかやな!他にないんか!?」
I『ない』
R「即答かい!?」
I『そーいう、るうとはどーなのさ?』
R「オレか?オレはやなぁ…まず起きたr…」
I『その話、長くなる?』
R「え?ちょお待て!!」
I『おーぷにんぐは、30秒なの。はい おわりー』
R「えぇ!?そんなんっ」
I『るうと、のクリスマスの長い話はあとで、きく。』
R「あかん…オレこのポジション恒例になってきとる…」
I『今日も30分、I&Rの【愛あるラジオ】たのしく、放送します』
R「オレ、小さい時…クリスマスはサンタさんを捕獲する行事やと思とってん。」
I『…え』
きょうの朝の当番はおれ。
クレアといっしょにおさんぽ。
おきたらタクミから
メールがきてて、
『話があるから朝会えるか?』
ってだけはいってた。
今さら話ってなんだろう。
『クレアのさんぽいくけど、いっしょに行く?』
って返信したら1分もしないで『いまからいく。』って返事がきた。
クレアにさんぽいくよ!と声をかけて家をでた。
さいきんは仕事ばっかりで
なんか毎日「つかれたー」って
言ってるきがする…。
でも学校はちゃんと
行ってるよ。
仕事してるからって
いっぱい休むのはすきじゃないからね。
まぁ行けば先輩に会えるって
いうのがいちばんの理由だけど(笑)
料理部の子から
おかし食べさせてもらってから
先輩のおうえんしてきたよ。
先輩もタクミもたのしそうに
部活やってるの見てると
おれも部活入ればよかったなぁ
なんて思うときがある。
いろんな部活に
うろうろするのもすきだけどね。
体育館にはいると
いつものバッシュの
きゅっきゅって音がしてた。
けっこうこのきゅって音すきなんだよ。
おれが中にはいると、
先輩がすぐに気付いてた。
「遅かったな?」なんて言いながら
笑顔でむえてくれた。
料理部の子の
アップルパイ食べてたんだ、
と伝えると
「ずりぃ!!いいなー!!」と大声をあげた。
うらやましいって言われると
思ったからおれは鞄から
アップルパイをだして
「先輩のぶんも、もらってきたから…部活終わったら食べよ」
って笑ってみせた。
「さっすが!!郁兎ー!!大好きだぁあああ!!!!」といっておれに抱き付いてきた。
…うれしくて少し固まっちゃった。
すぐにタクミがきて、
「ばかじゃねーの!」
っていいながら、
おれの背中にタックルをきめて
去っていった…。
いたかった…。
終わるまで端でみてるね、
と先輩に言っておれは
体育館の端によった。
部活がおわるまで待って、
先輩と一緒にかえった。
もちろん、
アップルパイをいっしょに
たべながら。