話題:創作の悩み

悩みというよりか悩みに繋がるヒストリーみたいな感じですが。






創作活動での一番始めは絵を描くことで、それはイラストが大半だったけれどもリアルな絵を描くのもそれはそれで好きだった。

ただひたすらに描いていた。

自分自身の内面に潜んだ喜びとか悲しみとか激情とかを吐き出すために。
誰に教わるでなく自己流ながらに突き進み続けたのでさほど凄い訳ではないけど。

そして本当は漫画を書きたかったけれども、コマ割りの時点で挫折してた。



高校にはいって文章で物語を紡ぐことを覚えた。
拙くとも、ぼんやりとはこびっていた想いを吐露していくには充分な場であった。

以前からアニメやドラマ、小説などの続きを捏造する想像ごっこはしていた。嫌な続き方をすれば自分の中で他の結末で補完することもあった。


なにより、物語が終わることが嫌だった。

永続性のある『何か』が欲しかった。

終わらない物語を欲していた。
変わらない愛を真実としたかった。





物語を描くようになって、自分の中に分裂していたものが登場人物に投影されていくのを感じるようになった。
同時に、彼等は自分以外人格をもつ独立した人物であるはずなのだが。



物語を描くにつれ、ひとつ長い話の構想が上がってきた。



話の都合上で、主人公には不幸になってもらわなければならない。
最終的にはそれなりに幸せにはする。バッドエンドじゃ終わらせない。

でも、悲しすぎるのと伏線の巡らしが大変なのでいまだ書くに至らない。

もう構成を始めて二年も経つのに。



生きてからこの世から消え去るまでに、ひとつでいいから話を書きたい。

これまでの人生、自分は辛いことや哀しい出来事の度に、

『この苦しさは、いつか物語に描くために存在するんだ』

と考えて乗り越えてきた。


そのすべてを詰め込むものがほしい。


先程の長い話がそれにならないかとひそかに期待していたりする。
まあ、実際に書くならありとあらゆる面で大変そうだが。

而して文章力の不足になんともいえない苛立ちが先立って前に進めなかったりする。

うん…難しいのな。

なんとも課題が多過ぎる。

まずこの堅苦しい文章体から直してしきたいような…いや、軽いときはヘリウムより軽いし…

文章ムズカシイ。

とにかく時間が今より出来たらひたすら書くことでもしようかと思う。

恐らく悩みなんて、ひとつ解決したらまたすぐに新たにひょっこり顔を出してくるようなんじゃないか。

それをモグラ叩きの如くひとつひとつ解決していくのだと思うと気が滅入る。
が、それで悩んだら悩みの思う壷なような気がするので、地味にやるしかないんだろう。