話題:東京都青少年健全育成条例改正案


過激な性表現をはじめ、漫画やアニメの内容を規制する『東京都青少年健全育成条例』


これが国内だけの話しではなくなり、アメリカでも話題になっている



アメリカの大手新聞社ニューヨーク・タイムズが、一連の都条例問題について賛成派と反対派の意見を交えながら報道している



日本の漫画・アニメファンが多いアメリカでも、この記事は大きな反響を呼んでおり、、150件以上のコメントが寄せられているとのこと




以下、都条例賛成派と反対派として掲載された意見(引用)




賛成派・石原都知事
「規制対象となるような漫画は、異常な人間や変質者のためのものだ。我が国の他に、このような下品な商品の存在を許してる国はない」



反対派・講談社取締役、清水保雅氏
「日本のマンガが持つ創造性は"何でもあり"の精神によって支えられている」


反対派・弁護士、山口貴士氏
「犯罪を描写することと、犯罪を実際に犯すことは全く異なる。それはミステリー作家を殺人で有罪にするようなもの」


反対派・漫画家、野上武志氏
「法律家が漫画を軽視していると感じる。彼らは漫画を読むことが人間を駄目にすると思っている」







どちらといえば、反対派の意見が正しいとも思える

石原都知事の発言は差別発言ととられてもおかしくない



これらの意見に対して、アメリカの人達は…

「ただコミックを描いただけで犯罪者扱いは怖い」
「コミックが児童虐待を誘発すると主張するのなら、統計的な証拠を示すべき」
「弁護士の山口氏はすばらしい指摘をしている」
「女性を性の対象物としたり、不平等に扱うといった側面は子供に悪い影響を与える」
「日本のような近代国家が、未だに児童の性的描写を含む商品を容認し、促進していることにうんざりだ」



…と、賛否両論


都条例問題は都、国内にとどまらぬものとなっているようだ