外を眺めると、私の知らない世界が広がっている。

いつか、この地獄から抜け出せるときが来るのだろうか‥‥









ガシャーーーーーン!!
あ‥お皿割っちゃった‥‥




「おい!!お前何やってる!!」


「お父さん‥‥ご、ごめんなさいっ」

「黙れ!!!!さっさと、掃除しろ!!!!!」

「ごめんなさい‥‥‥‥」


お父さんはいつもこう。



お母さんは、もう大分前に死んでしまった。

それまで、お父さんは優しかった。




でも、お母さんが死んでしまったあの日から‥‥

私は身体に毎日アザをつくるようになった。


あの日を境にお父さんから笑顔は消え、暴力が増えた。






‥‥落としてしまったお皿の破片を拾っていたら髪の毛を捕まれた。

「いたっ‥‥‥お父さん?離して‥‥‥??」


「おい、口開けろよ。」

「え?‥‥」

恐る恐る口を開けた


グッ


何かが私の口に押し込まれる。

なに、これ‥‥‥??



そこからは、頭がくらくらしてしまう液体が溢れ出てる。

「これ、酒だよ。酒。」


「んっ‥‥‥」



駄目‥‥‥


頭がおかしくなってきた‥‥‥


くらくらする‥‥‥‥‥




最近、寝かせてもらえなかったし このままねちゃおうかな‥‥


寝ちゃおう‥‥‥


私はゆっくりゆっくり目を閉じた。