あまり詳細はいいませんが
とあるマダム合唱団で歌を教えてました。
ボランティア団体というよりは、もう少しプロを目指してて、プロよりははるかアマチュアを目指したような団体なのですが
最高齢で、58くらいのマダムが、舞台に出て歌ったり、大会にでたり、老人ホームで歌ったりする感じのものなのですが
この年齢約35〜55までのマダムは非常に大変でした。
短期間で特別的に雇われた講師として呼ばれ
私はその助手で伺いました。
一緒に指導した先生を仮にを森先生としときますね。
森先生は、基本的に指揮を担当。
私は歌をメインに教えました。
森先生は 45歳の見た目30代の若い男性
私は20代の若い子娘(見た目は、30後半らしい)
年齢や見た目の関係なのか、マダムはまったく言う事を聞かないんです。
放っからわたし達の鼻をへし折ろうとかかるといいますか……。
まず指導中にでかい声で歌って話を聞かない
手を叩き、静まらせて話を聞かせてもまた歌い出す始末。
話を聞かないくせに、説明がわからない。
説明が下手くそ、難しいとかいいだす。
オーの口だといっても、歯をむきだしにして
イーッ!とやって見せたり
わかんないわよ!とか大声を出したり
若いから無理なのよ指導とかさ!とか言ってきたり
普段は子供向けに指導してるので
その要領で指導を行ったんですが
それでもダメなのか、むしろそれが駄目なのか
先生は、どこの学校ご出身ですか?とかすごく嫌味たらしく聞いてきたり
森先生の乗ってる車がワーゲンなんですが、親から出してもらったんだよ、とか。嫌味な車だ
男の癖にださいとか陰口
ちなみに私の車は軽自動車なんですが
駐車場で、嫌がらせの如く私の真ん前、真横、後ろに車を駐車したオバンたちがいて
もう、空きならあっちこっちにあるのに
車が出せず困っていたら
「車小さいんですから大丈夫ですよ」とか言う
で奴らはお茶とかいうオバンの儀式に参加して行ってしまった。
待ちなさいよ!と言っても奴らの姿はなく
小さいと言ってもトミカじゃねーんだよ
ふざけんじゃねーよ。
押して見たけど駄目だったので、事務所に戻りました。
発声中も
わざとだみ声を出して、無理喉痛いとかいいだす。
クッキーをわたし達の前で配り、ピアノの先生にも渡して、そしてわたし達の目の前でカラ袋を振り「もうありませんからっ」とか語尾強めに言う。いらんわっ!
挙句休み時間終わってもなかなか戻ってこない。
私は結構スパルタタイプなので
できないなら徹底的に指導するようにしてます。
腹筋を使った発声もさせたり、軽い準備運動をさせたりまた、人の話を聞かないくせにわからんと嘆くなら、聞きなさいと叱る。
出来ない部分はできるまで繰り返させる
出来ない出来ないと、嘆かせる余裕なんて与えない。与えるつもりもない。
それがダメなのか初日早々、このざま。
別に好かれようというより、あくまでもご指導願うといわれて、仕事で伺ったので構いませんが
むしろ嫌っていただいた方が好い
好かないで欲しい。
彼女達を最初から指導してきた元の先生は、甘甘だったのか、発声も体力作りも中途半端で
わたし達的な指導の厳しいものをすれば
すぐにブーイング、根をあげて
仕舞いには、サボってお喋りをはじめる。
帰れ!と怒鳴れば、「だって」「だから」とかいい訳ばかりで帰らないし
むしろ本気で帰って欲しかった。
そういう人が少しでもいるとまわりの士気も下がるし、より周りも反抗的になるから
そして何より驚いたのは
お金をもらう舞台に幾度かでた経験があり
大会のようなものもいくつかでたのに
喉の開け方を知らない
肺活量がない。
楽譜の読み方をしらない。
パート分けが滅茶苦茶で
ソプラノがメゾにいたり
アルトがソプラノを担当していたり
なんでも、中のいい人同士で集まったり
やりたいとこやってるらしい。
こういうと、語弊がありそうですが、それがボランティア団体で、無料公演、ボランティア公演を主な活動にしてるなら
私は何も口出すまい。自由にやりなさい。
でも少ないながらにもお客様にお金を出してもらっているというなら話は別でしょう。
しっかり作り込み、完璧なものを提供するのが当たり前だ。
大会のようなものも、だからなのかまったく結果を出せていなかった。
すぐに元の指導者に連絡をとり、パート分けの許可をとってパート分けしたのですが
もう想像できるように、ブーイングの嵐嵐嵐
人の話は聞かないくせに、自分の意見だけいうなんてなんて贅沢な奴らだ。
とにかく、金を払う舞台に出ていて、こんな滅茶苦茶な合唱団は、前代未聞だ。
と言ったら、いつも反抗してくる大よそ46〜7歳のオバハンが
「舞台では、私達は後ろで歌を歌って、メインは別の劇団なんです。私達はびた一文もらってません。」と言った。
そこできれやすい私は怒り爆発。
とにかく怒った。
金金金金これだから。おばさんはいやなんだよな
助っ人として、後ろでも歌わせてもらえるありがたさをしらない。
それでも舞台に立てる喜びや、歌えるありがたさ
そして、その劇団さんが恥をかかないように完璧なものを作り上げようとしない元の指導者にも呆れた。
たった15日間でしたが本当に大変でした。
最終日だけ元の指導者さんも戻ってきて、一緒にレッスンをしましたが
我らの血の滲むようなスパルタのおかげで
見違えったと泣いておりました。
あの反抗的なオバンは、4日目から来なくなってしまいましたが
他のメンバーは、全員休むことなく15日来てくれました。
こんなに見違えるようにかわるなら
また次の夏もお願いしたいのですが
と言われたので
もう二度やりません、としっかり断っておきました。
私たちは別にクリーニング屋じゃないんだよ。
ふざけるな、お前の尻はお前で拭え。
というのが私の最近
最後の最後に、舞台メイクの紹介とか、必要な道具を説明した時だけ、反抗オバサンは顔を出して大人しく見ていました。