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ゲーム『GGXX』『レイトン教授』シリーズ二次創作ブログ。 腐要素・性転換含みます。
ここはゲーム『GGXX』シリーズと『レイトン教授』シリーズの非公式二次創作ブログです。
「……ここは」
見覚えのない景色に首を傾げる。
地下だろうか。明かりは僅かに天井の隙間から洩れる光しかない。
下水や汚物の混ざった臭いに思わず眉をしかめた。
「はて……いつの間にこんな所に来てしまったんでしょうか」
足元が歪むのを感じた次の瞬間、私はここに立っていた。
足元だけではない。全身、いや、世界全体が歪む感覚だ。
空間歪曲。あれに似ていた。
しかし……
「これほど広範囲となると……」
辺りには法力と今まで感じたことのない力の名残がある。
何か計り知れぬ強力な力が介入し、世界ごと歪めてしまったのだろうか。
時空が歪むのは幾度か目にしたことがあるが、世界が歪むとは。
「実に興味深いですねぇ」
状況に反して、口をついて出た言葉は明るい。
周囲を探索するため足を踏み出す。すると、むにゅり、と柔らかな何かに足が包まれた。
生ゴミの詰まった袋を踏んでしまった時のような感覚だ。
足元を見ると、真っ黒な布とも液体ともつかないものが広がっている。
「ただのゴミ……いえ、違いましたか」
ゴミかと思ったそれは奇声をあげながら立体を描き出す。
まるで人の命を取り込んだあの影のようだ。
白い面にうがたれた3つの穴がこちらを向く。
「な する キサマ なに 」
途切れ途切れの声が非難するように浴びせられた。
踏んでしまったことを詫びると、いぶかしげに顔を覗きこまれる。
「キサ 蒼では な。白も がう。 マ 何者」
「蒼?白?なんのことでしょう。私は……」
「まほ 力 りろ ? ヒヒ、キヒヒヒ、アハハハハハハ!!!」
「!」
黒いそれが骨のような鍵爪をふりかぶる。
とっさにメスを取り出しそれを受け流すと、距離を一気に離す。
あの生物はいまだ奇声を発しながら液状の体をくねらせていた。
「これは……」
「逃げて!」
突然かけられた声に振り返る。
眼鏡をかけた、チャイナドレス姿の女性だ。
「あなたは?」
「いいから、ひとまず離れて!」
その迫力に気圧され、急いで彼女の言うように行動する。
奇怪な塊が、呻り声を上げた。
***
GG×BBのクロスオーバーSSでした。
登場キャラ:ファウスト・アラクネ・ライチ
きっとこの後Let's Rockして勝敗によってストーリーが変わるのです。
BBの世界観・キャラクターが把握出来ていないため未完成。
追記で一応の舞台設定。