ただ痛い長文が並ぶだけの記事

演劇部だった
って書かないとね!大学演劇部無かったもんね!

以下HPからの転載です
そういやこんなのも書いたなって思いだしたのでのせてみます
分かる人には分かるネタです
考えたのは高校時分でしたが今考えると相当痛い文章です







諸君、私は演劇が好きだ
諸君、私は演劇が好きだ
諸君、私は演劇が大好きだ

現代劇が好きだ
時代劇が好きだ
喜劇が好きだ
悲劇が好きだ
高校演劇が好きだ
大衆演劇が好きだ
不条理演劇が好きだ
中間演劇が好きだ
残酷演劇が好きだ

講堂で 部室で
野外で 文化センターで
公民館で 老人ホームで
保育園で 幼稚園で
文化祭で 歓迎公演で
この地上で行われる ありとあらゆる演劇活動が大好きだ

直立不動の部員の発声練習が、大声とともに他校にプレッシャーを与えるのが好きだ

大切に扱っていたはずの台本が、突然ばらばらになった時など心がおどる

照明係の操る舞台照明の78が、舞台上を真っ青にするのが好きだ

悲鳴を上げた部員が、古い大道具の中から飛び出してきたゴキブリを
金づちで叩きつぶした時など胸がすくような気持ちだった

声をそろえた部員の挨拶が、町の人々を気持ちよくさせるのが好きだ

完璧志向の新入部員が、既に刺さった大道具の釘を何度も何度も叩いている様など感動すら覚える

洗い終わったペンキ用の刷毛を窓辺に吊るし上げていく様などはもうたまらない

私語の絶えない他校の生徒達が、私の出した合図とともに
金切り声を上げるブザーに驚き静かになるのも最高だ

哀れな弱小演劇部が、雑多な小道具で健気にも対抗してきたのを
すぐ後の自分の舞台を10枚の壁と大量の机椅子で埋め尽くした時など絶頂すら覚える

本番前の最後の追い込みに滅茶苦茶にしばかれるのが好きだ

必死に作ったはずの大道具が収納され、古い壁が破壊され、解体されていく様は、とてもとても悲しいものだ

他校の演技力に感動して影響されるのが好きだ

既成台本のクオリティの高さに圧倒されて自信を粉々に打ち砕かれるのは屈辱の極みだ

諸君、私は演劇を、地獄の様な演劇を望んでいる
諸君、私に付き従う演劇部員諸君
君達は一体 何を望んでいる?

更なる演劇を望むか?
甘えや妥協のない、孤高の演劇を望むか?
台本推敲の限りを尽くし、強豪校の役者を黙らせる、嵐の様な演劇を望むか?

「演劇!! 演劇!! 演劇!!」

よろしい、ならば演劇だ

我々は満身の力をこめて今まさに上がらんとする緞帳だ
だがこの狭い部室の中で半年もの間堪え続けてきた我々に、ただの演劇ではもはや足りない!!

大舞台を!! 一心不乱の大舞台を!!

我らは僅かに二学年、十人に満たぬ部員にすぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している

ならば我らは 諸君と私で総部員6人と1人の劇団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている学校役員を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

連中に演劇の味を思い出させてやる
連中に我々の発声練習の声を思い出させてやる

天と地のはざまには、奴らの哲学では思いもよらない演劇があることを思い出させてやる

「作業灯だ! 作業灯の燈だ!」

十人の部員の演劇で
世界を感動の渦に包んでやる

そうだ、あれが我々が待ちに望んだ舞台の光だ

私は諸君らを約束通り連れて来たぞ
あの懐かしの舞台へ
あの懐かしの演劇へ

「部長殿! 部長! 代表! 代表殿! 代表実行委員長殿!」

そして、第二日目は本番として、舞台に立つ

演劇部部員各員へ伝達
部長命令である!

さあ諸君、搬入を始めるぞ