※ナルト♀設定。
お前、それ右にしてなかったか?
うん、左に変えたってば。
何でだ?指太くなったか?
……違うし。サスケは知らないよな〜やっぱり
…何だよ。
ピンキーリングは右に付けるのと左に付けるので意味が変わるんだってばよ。
意味?
右は幸運を招く。
左は幸運を逃さない。だってば
ふーん…お前、逃したくないことあんのか?
……
何だよ?
言わなきゃ駄目?
いえよ。
…ケを…逃さ…た…だってば
は?聞こえねぇよ…
……だーかーら
サスケが俺から逃げていかないよーにだってばよ!
おいっ!ドコ行くんだよナルト!
…チッ…そんなの
指輪なんかに頼る必要ねぇーよ。ウズラトンカチ
ーーー意外な乙女な一面発覚。最高に可愛いキミ。
高校三年の夏のある日。
『俺、警察官になるコトにした!んで、デカになって犯罪者をみんな捕まえるってばよっ!!』
『…ふ──ん』
『お前はどうすんの?やっぱ大学?』
『まぁな』
『お前頭いいもんなぁ〜』
数年後。
『俺ってば今日からデッカぁあ〜
みんなを守る刑事になるぜ〜(下手くそな歌)』
『何だその歌は?』
『あれサスケ?
お前何で木の葉西署にいんの?』
『これ見て見ろ』
『え?………ん?
あ、あああぁぁぁ─────
け、け、けいさつてちょう』
『五月蠅ぇぞ』
『な、何でっ!?』
『俺も先月からここの警察官だ…ま、同僚だ』
『お前何で言わなかったんだってば───!』
『その顔、見たかったからかな』
『もうすっげぇビビったってばよ』
『ま、俺はキャリア組だからすぐお前の上司になるけどな
とりあえずよろしくな』
───また横に立ちたかった
『わかれよ』
───どうして?
『俺ってばもう、ムリだってば。
もうお前と付き合えない』
─────俺のせい、か?
『……………わかんない』
どうしてだろうな…
こうなったの
ナルトは苦しんでた。
日に日に表情が曇っていったのもわかってた
けど、俺は何にも出来なくて…
修復不可能
なのか?
『ごめん…
今までありがとうサスケ』
背を向けられた。
このままでいいのか?
でも、ナルトを苦しめてしまうなら
別れた方がいいのかもしれない
笑っててほしいから
だけど
だけど
これだけは言わせてくれ
『ナルト』
『…なに』
『これだけ言わせろ
俺は別れても、ずっとお前が好きだ』
これは変わらないと確信が持てる。恋人じゃなくても俺はお前だけを見てるから
──────君の笑顔が戻るなら、、
「また触ってるってばι」
「いいじゃねぇ─か
減るもんじゃねぇし」
「いや、減る。
俺の髪が減る。ハゲたくないから止めて」
「………ハゲても可愛いから安心しろ」
「……ばっかじゃねぇ〜の」
「ツンデレ最高☆」
「サスケ、お前帰れ」
「ごめんなさい。
謝るから、俺帰りたくない」
「フンッ!
調子に乗るからだってばよ」
─────────
「ホントお前の髪って綺麗だよな〜」
「サスケはホントに触りたがりだってばね」
「お前の髪限定でな
何でこんなサラサラなんだよ?何かしてんのか?」
「全然。
シャンプーだけ。それ、サクラちゃんにも聞かれたってばよ
"シャンプーだけ!?狡いわナルトっ!"って怒られた」
「…似てるな」
「だろ?
でもさ〜サスケの黒髪もいいと思うけどな俺は」
「触りたいなら好きなだけ触っていいぞ?ホラっ」
「や、別にいいし」
「遠慮するなよ」
「や、してないってばよιでもさ、黒髪いいよな〜俺も黒髪にしたいってばよ〜
染めよっかなぁ」
「絶対駄目だッ!?」
「え──
何でだってば?」
「金髪似合ってて綺麗なのにわざわざ髪染めるんじゃねぇよ!
俺はお前の金色が好きなんだから」
「好きなの?」
「好きだ」
「染めるの駄目?」
「あぁ」
「絶対駄目?」
「絶対駄目だ」
「わかった。
俺一生髪染めないから、サスケも染めるなよ?
俺もサスケの
黒髪好きなんだ」
「その笑顔反則だろ…ウスラトンカチ///」
─────金髪好きと黒髪好き。結局はバカップル?
ナルト♀設定注意。
最近、親友のサクラちゃんの紹介でメル友が出来ました。
ソイツの名前は
うちはサスケ。同じ年の千鳥大付属高の2年で、サクラちゃんの塾仲間…だそうだ。
千鳥大付属と言えば超名門男子校。エリート中のエリートが揃ってて、めちゃめちゃ頭が良い学校だってサクラちゃんが言ってた。
…俺はよく知らないけど、サクラちゃんが熱く語っていた気がする
そんな人との縁なんて、サクラちゃんがいなかったら、一生なかったのが事実。
それがまぁ、いろいろあって
メールの交換
ま、メル友になった訳だ
何気なく始まったメール交換。
それが…
こんなにも
夢中になるなんて
思って無かったんだ───…
「ハマっちゃった?」
「………うん。」
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