2023/5/10 Wed 22:59
教科書Liberta~マナ・精霊~



~マナ~

マナとは、リベルタに流れる生命エネルギーのこと。
すべての生き物はマナによって構築されており、マナが極度に穢れたり枯渇してしまうと死に至る。
生き物は食物という形で他の生き物、つまり他のマナを食べることで補給しながら生きている。

魔法を使うにもマナが必要で、自分の恩恵属性の魔法は扱いやすいとされる。(生き物は必ず生まれながらに何れかの属性の恩恵を得る)
9人の大精霊達により、マナはリベルタ全土に存在するが、偏りもある様子。

~ガレット先生のもっと分かりやすいマナの説明:本編57、58話~


~魔法~

魔法使い、魔女、魔導士、呼び方は様々存在するが、魔法を使える者を指す。
魔法には難易度が存在し、火、水、風、地を基本属性と呼ぶ。
その応用が木、氷、雷となり、最高難易度が光、闇である。
生まれ持った恩恵の属性は扱いやすい傾向にある為、基本的にはその属性を主に使用する。
稀にいる才ある者は、複数の恩恵を持っていたり、複数の魔法を同時に扱うこともある。
特別な称号、"大"のつく大魔法使い、大魔女、大魔道士は魔法を使うものにとっての憧れであり、この称号は最高の名誉。
また、自身の命と引き換えに発動させる究極魔法などが存在する。


~精霊~

意志を持ったマナの高濃度集合体。
姿形は様々で、微生物のような小さなものから、上級精霊と呼ばれる強力な力を持つものまで無数に存在する。
上級精霊にもなると誰にでも目視出来るが、宙を舞う微精霊などは限られた者にしか捉えることはできない。
ハシ国でのみ、精霊を神と呼ぶことがある。


~上級精霊~

強力な力を持つ精霊。
稀に人と契約を結んで力を与えてくれることもある。


~聖獣~

動物等が高濃度のマナを蓄えることで変異したもの。
精霊ではないが、それに近い性質を持つ。
召喚士との契約が可能。


~大精霊~

リベルタに9人いるとされる最大級の精霊。
火、水、風、地、木、氷、雷、光、闇が存在する。
すべてのマナは大精霊によってもたらされる。
元々はソプラに集まっていたが、災厄エルダードラゴンとの戦いの末散り散りになって長き眠りについた。
大精霊がいる土地はその属性のマナが豊富であり、例えば水の大精霊がいる国は水源豊かである。
大精霊達は周辺にマナを放つことは出来ても、自らの力で巡らせることは出来ない為、マナの変換器を用意することにした。

この人柱を精霊王と呼ぶ。


~精霊王~

太古の昔、まだ大精霊が眠る前に人間の中から選ばれた者。
すべての精霊から愛され、すべての属性を扱うことのできる特別な存在。
大精霊はこの人間を精霊王と呼び、マナを変換する役目を持たせる。
精霊王はすべての大精霊とマナで繋がっており、その生涯を精霊界で過ごしながら、大精霊のマナをリベルタ全土に偏りなく巡らせることが使命である。
しかし、災厄との戦いの後大精霊が眠りについた事により精霊界が閉ざされ、長き時を経た現在、精霊王本人もこの使命を知らない。


~精霊界~

精霊達の住まう世界。
マナの光だけが無数に漂い、睡眠や食事といった概念のない場所。
精霊と精霊王のみが入ることができる。
エターナルツリーと呼ばれる巨大な樹木が存在し、その枝はリベルタ全土に繋がっていると言われる。
精霊王が樹に触れることで大精霊から受けたマナを変換させ、世界に巡らせることができる。


~精霊王ラース~

ライト国王ラースは、現在の精霊王であり、初代精霊王の末裔。
母オリビアは歴代最強の精霊王であったが、誰にもその事実を語らないまま世を去った為、ラース自身も己の力が継承によるものであることを知らない。また、微精霊の姿を見るほどの力はない。
大精霊が目覚める前の精霊王である為、精霊界に行くことは出来ず、使命も理解していない。
子生まれると力の継承が行われ、親の力は弱まっていく。


~精霊王リリー~

ラースの娘として生まれたリリーは、精霊王の力を受け継ぐ。
その強さは父を超え、祖母オリビアにすら及ぶ。
幼い頃から微精霊を目にし、会話しながら育ち、自分は人とは違うのだと何となく理解していた。
成長するごとに精霊から煩く囁かれる使命に悩んでいたが、旅をする中で出会った各国の大切な人々、家族や仲間、メイリの幸せを願い受け入れる。
16歳の時、全ての人々から自分の記憶を消して精霊界へと消える。


~その後の世界(Lost Lillyから3年後)~

精霊王となったリリーが精霊界に還った後、リベルタ各国は過去最大の繁栄を誇る。
すべてのマナが偏りなく星を巡り、レフト帝国に水や緑が増える等、今まで恵みが枯渇していた土地も栄えるようになる。
人間や生き物にとって最も住みやすい世界となった。
精霊王の存在を知るものは誰もいなくなった筈だったが……。






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