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スタカイ  BU




【告白予行練習】









「スタン、かえろー?」


『あ!ちょ、ちょっと、いい?』



扉によっかかって待ってるカイルの手を引いて
窓際に連れていく







『いきなりでごめん ずっと前から好きでした』




だれもいなくなった教室に響き渡る...


きょとんと大きく目をひらくカイル









「え・・・?いまなn『なんてな』」


『びっくりした?』


「え?」


『告白の予行練習!
ねぇ、どんなかんじだった?ドキッとしたか?』


HaHa!と笑いながら質問で責めるとカイルが呆れたように肩を下ろした



「はぁ、・・・・・・スタン、本気になるよ?」


『えっ「Dude!嘘!やめろよ!ゲイくさい!」』


『だ、だよな!ごめんって!冗談!』



カイルの頭をくしゃっと撫でて笑うとカイルは俺の鞄を持って歩き出す



「・・・・帰るぞ」


『お、おいカイル!怒ってんのか!?』


「怒るかよ!スタンが馬鹿すぎて呆れてる」


『なんっ・・・!バカって!バカって!!』


「ホント、バカ!早く自転車とってこいよ!」


『そんな怒るなよー』



怒られてしゅんとしょげながらとぼとぼと自転車を
駐輪場にとりにいく、そんな怒ることないのに、
いきなり言った俺が悪いよなぁ、

校門で待っているカイルの元へ行くと
かごの中に鞄をぐっと押しこむ



「お腹、へった。」



まだ怒っているのかと様子をうかがっていると
あっけらかんとした返事がかえってきて胸を撫で下ろした



『寄り道して帰る?』


「スタンのおごりでね、早く!いくぞっ」



口元を緩ませてひょいっと荷台に乗り、
後ろからの声で背中を押され、漕ぎだす

腰にまわされたカイルの暖かさを感じると
胸の奥がはねた気がした。









ご飯をたべてカイルを家に送ってから
帰りおふろに入っていつもより早くベッドにはいった

朝起きるといつもより目覚めが良い気がする
洗面台に立って自分の顔を見つめる
ドライヤーで寝癖を直してハッと気づいた

『そういえば・・・』

クレイグにいらないってもらった
ワックスってやつがあったのをおもいだして
部屋の引き出しを開ける
カートマンに「ワックスつけるとカイルみたいなださユダヤでも
ちょっとはマシになるみゃー」
とか言って髪で遊んでいたのを思い出した。

『できた・・変かな・・・・』

不安ながらもトレードマークの帽子を鞄につっこんで
パンをかじりながらテレビの前を通る


【今日のHappyさんはー!!・・・デデンッてんびん座のあなた!】


『・・・・・。』






よしっ、
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チャイムが鳴り授業が終わってみんなが帰っていく



「スタン!ゲーセン行くか?」



荷物をロッカーに並べているとカートマンが声をかけてきた



『あ、ごめん・・今日用事があるんだよな・・・』


「つまんないみゃー、まぁケニー連れていくし暇ならこいよ」


『あぁ、わかったじゃあな』


カートマンとケニーに
ひらひらと手を振って見送ると遅れてカイルがロッカーに来た



『カ、カカカカイル!』


「な、なんだよ!どもりすぎだろ!
あ、今日だっけ、頑張ってこいよな」


『あ、う・・・うん』

いざ言うときめたら言いにくいことに今更気付いた
しっかりしろ、昨日メシ食べながら言ったんだから・・・
『明日、告白しようと思う・・・』

カイルはいつもの笑顔で肩をたたいた

「大丈夫だよ、うまくいくよ」

昨日のことをふと思い出しながら心を奮わせた




『だめだ、カイルも、もっかい、れんs「大丈夫、」』


「素直に伝えたら届くから、応援してるからさ、僕先帰っとくよ!」



『あっ・・・!』












帰ろうとするカイルの裾をつかむ










『ずっ、ずっと前から好きでした!』







「あ、はは・・スタン、だからさ、『ずっと・・・嘘、ついててごめん』」








半笑いだったカイルの顔がみるみる真顔になっていく





「え、スタン、」



『これ以上好きにさせんなよ・・・』



「す、すた・・・」



急にきた羞恥心で自分でもわかるぐらい耳まで
紅くなっていくのがわかる、
あぁ、なんで今日帽子しなかったんだ・・・
こんなことまで予想してなかった・・・
頭を掻くふりをしながら耳を押さえて目をそむけないと
冷静さが保てない気がした。

『わかってる、でも好きなんだ、だから、あの・・・ゲイくさいってか
まぁ、あのそうなんだけど、あの・・・』


「こちらこそ」


『んぇ・・・?いまなんて・・・』


吐きそうな気持ち悪さが吹き飛んだほど
はっきりした口調でいったもんだから
マヌケな声が出てしまった、



「行こ、スタン」



カイルが俺の鞄を持って先々歩いていく



「なにやってんだよ!置いてくぞ!」


『えっあっはいいっ!!』


「あと、」


『・・・ん?』


「帽子、学校ではかぶっといてよね・・・」



俺に背を向けたまま腕を反って帽子を差し出す



『え、あ、あぁ・・・おう・・・』



初めてのワックス、やっぱ失敗か・・・、
情けねぇ、と少し凹んで帽子を受け取ると
腕をとられて一瞬にしてカイルの腕の中だった









「こんなかっこいいスタン見ていいの僕だけだから・・・」







『か、カイrおえええっっっ・・・っ』


「Dude!!!!」







帰り道、いつもの自転車

鼓動が自分でもよく聞こえた

カイルをジャージに着替えさせて

いつも通り後ろに乗せる

後ろでうとうとしているカイルの体温がいつもより高いような気がした

ドキドキ 胸の音 君に聞こえてないかな?

でも・・・なんだか今日は

胸の声 君に聞こえてほしいな・・・

しょせん

友達AとかBとかの部類であって

人間関係
三角形に考えてないんだよねー


良い人が損をするってほんまの話。

良い友達を大事にしよ
要らん友達は全部切り捨てなあかんわー

上から目線?
いままで下におったから
これぐらい言ってもええやんなー
(`・ω・´)




使い果てた

もう動かん
うごかっうごかっ


うえええええええええええええええいい


(゚∀゚)



アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!




明日また書こうかなぁーなぁーなぁーーっ
















弱々しいきみを前にして【小説】

そのままでいいよ【小説】

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