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バレンタイン小話。


バレンタインですねー!
イラスト描きたかったのに…!(泣)
なのでまたネタ話。
例の如くスキファドです。そしてトォルテくんが出て来ます。



ファドロ「……………なんですかコレは。」

スキード「今日は世間ではバレンタインらしいですよ。」

ファドロ「………てっきりクリスマスの時にサンタクロースが玩具の袋を、私の机の上に忘れて行ったのかと。」

スキード「ははは、しかし凄い量ですね。とても帝国女性からだけとは思えない量です。」

ファドロ「…どういう意味で?」

スキード「そのままの意味ですよ?」(にっこり)

ファドロ「………。しかしチョコをこんなに貰っても食べきれない…ミローディア様にあげようか…。」

スキード「ミラの大公の娘だと言うなら、ミラのチョコやクリームは簡単に好きな時好きなだけ手に入るのでは?」

ファドロ「それもそうか…。ではスキード殿、幾つか持って行きません?」

スキード「“ファドロ将軍”が、私にチョコを下さると言うのら喜びますよ。」

ファドロ「生憎此処にある“何処かの誰か”が私に下さったチョコなんですが…」

スキード「ではファドロ将軍がそのチョコを溶かして手作りにして下さい。それなら幾らでも頂きます。あ、メッセージカードもお忘れなく。」

ファドロ「………殺虫剤でも入れますか。」

スキード「失礼な!私は殺虫剤如きでは死にません!」

ファドロ(問題はそこか!?)

トォルテ「将軍ー!!ファドロ将軍ー!!ハッピーバレンタインですー!!僕が愛情込めて作った手作りチョコを受け取って下さい!」

ファドロ「また増えた!!」

スキード「……………。」

ファドロ「チョコは大好きですがここまで増えると…」

トォルテ「見て下さいハート型チョコにファドロ将軍の似顔絵入りなんです〜!」

ファドロ(無駄に似顔絵が上手いっ!!?)

スキード「田舎者の作った手作りチョコなど食べてはお腹を壊しますよ将軍。」

トォルテ「………実はスキードさんにも僕が特別に手作りチョコを作ったんです…。」

スキード「………は?」

トォルテ「士官としてこれからよろしくお願いしますスキードさん…。」

パカッ(チョコの箱を開けてスキードに見せる)

スキード「………。」

バチンッ(スキードがトォルテの手を叩く)

ドカッ(トォルテがチョコの箱を落とす)

トォルテ「あー!!折角スキードさんの似顔絵も描いたのに…!!」

スキード「似顔絵?あぁそれは失礼。てっきりゴキブリの絵だと思いました。」

トォルテ「はははーヤダなぁ。スキードさんそっくりだったのに。」

ファドロ(一体どんな似顔絵だったんだ…!)

トォルテ「まぁ良いです。本命はファドロ将軍ですから!」

スキード「…………。」

ファドロ「うぅ…どうしよう…ミラで一度だけ見た事があるチョコ風呂にでもして入ろうか…。」

スキード&トォルテ「チョコ風呂!!??」

ファドロ「………な、なんですか?」

トォルテ「ぼ、僕も入りたい!!」
(勿論ファドロ将軍と一緒に!)

スキード「チョコだけじゃなく牛乳も如何です?チョコミルク好きでしょう?」
(勿論私のミルクですが。)

ファドロ「………とりあえず、チョコの角に頭ぶつけてしまえ!!」





ハッピー(?)バレンタインです\(^O^)/
そしてスキードさんも結構ファンからチョコ貰ってると思います(笑)
トォルテは一個貰えるだけで大喜びですが奴は貰えそうにない\(^O^)/

ED後だけどパロディっぽい小説。


世界は崩壊し、再生された。
六人の英雄達によって。


それから数ヵ月。


「カラス、カラス!見て、金色のブレスレット!」

「シェラ、欲しいのか?」

「だって最近帝国へは仕事でしか来れなかったんだもの。久しぶりに二人だけで観光に来れたんだからいいでしょ?」

帝都ミンタカ、その端の道端に布を敷き、装飾品を売る店でシェラと二人で話していた。
帝国は復興真っ只中で、こうして道端に店を広げて売り物をする人物が少なくはない。

ニッコリと笑う彼女は心底楽しんでいる様だ。
ここ最近世界復興の為にずっと働きっぱなしだった訳で、俺と彼女がこうして二人で出歩くのは、マルペルシュロを眠らせた後、白龍に乗って数日旅をした以来だ。
流石に彼女は氷の国の女王として仕事が沢山あったから、ずっとこうしてプライベートで楽しめる事が少なかった。

「しょうがないな…分かった。」

「やったー!ありがとうカラス!」

シャラン、と上品な音が響くブレスレットを二つ取る。

「二つ?」

「カラスと私の分よ。」

そんな満面の笑顔に俺は素直に嬉しいと感じ、目の前の店主にブレスレットを渡した。

「お買い上げありがとう…時に英雄達、」

深くフードを被ったその店主は低音の声で言った。

「君達に聞きたい事がある。」

「え…?」

彼は自分達を「英雄」と呼んだ。
そしてブレスレットを包装しながら続ける。


「君達ならば行方を知っているだろうな…あの人を。」

「…あの人?」

「誰の事ですか店主さん?」

シャラン、とブレスレットを鳴らした。



「ファドロ将軍の事だよ。」



一瞬、時が止まった様な気がする。
薄れ掛けていたその名前。その姿。
彼は確かにこの世界で生き、散ったのだ。

その男は赤い瞳で二人を見据える。

「まさか、忘れてないだろうな…?」

「わ、忘れてないさ…。」

「では、あの人は今何処に?」

「……………。」

言葉が出せない。
少しの静寂、俺が目を見開いていると、シェラがその静寂を破った。

「ファドロ将軍は…お亡くなりになりました…。」

シェラは顔を伏せて唇を噛んでいた。
あぁそうか…俺はアイツの最期を知らないが、シェラは戦ったのだ。
そして勝ち、ファドロの最期を見たのだ。


「…………ファドロ将軍は、マルペルシュロの力に触れて…そして――…」

「……………。さぁブレスレットです。お釣りはこちらです。」

「えっ、あぁ、ありがとうございます!」

スッと差し出されたそれを慌てて受け取る。
フードの男は言う。

「………最後にもう一ついいですか?」

「は、はい!」

「将軍は…いえ、ファドロは…最期……。」

「………幸せそうでした。あ、いえ!幸せそうだなんて言ったら語弊があるのですけれど…っ、」

「あの人が自分で選んだ最期だったのですね…。」

「………。…はい、きっと。」

受け取ったブレスレットをキツく握る。
男は顔を上げた。
赤い瞳に赤い髪、端整なその顔が哀しげに微笑んだ。



「なら良いです…。」



憂いを帯びた表情は、確かにリュードに似た面影を持っていて…
それまで言葉を出せずにいたカラスが呟いた。


「お前は…」

「お買い上げありがとうございました。」


これ以上関わらない、そんなオーラを男から感じ、カラスとシェラはその場を離れた。

「あれ…?」

少しして振り返ると、その男は忽然と姿を消していた。

まるで最初から其所になど居なかった様に。







フードを取れば赤い髪が風になびいた。
後ろを刈り上げ、もみ上げを長く切り揃えた髪型。
端整な面持ちは、かつての力強さこそ少ないが鋭さは健在。そして憂いを帯びている。
空を見上げた。
かつて住んでいた場所。生きた場所。死んだ場所。

男はその赤き瞳に空の青を映す。

そして呟いた。



「ファドロ。」



英雄の物語で怪物と詠われた闇の眷属の、人間だった頃の彼の勇姿を確かにスキードは知っていた。












終わり。

なんでスキードが居るんだ、という\(^O^)/
完璧な妄想文です。しかも突破的な…。
もうパロディだとでも思ってやって下さい(汗)こんなED後あり得ないよ…!

久しぶりにスキファドでした!

新商品「ふぁどろん」(鍵→f)

スキードさん小説


スキードさんネタメモ。



つい先日、3年位付き合ってた彼女に「好きな人が出来たから別れてくれないか」と言ったら平手打ちを喰らった。
しかも往復だ。
「最低!私は結婚も考えてたのよ!」と泣きながら去ってゆく彼女の後ろ姿を見つめて、浅くため息を吐いた。
付き合ってたと言ってもこっちは軍人だ。そう毎日会える訳じゃない。
会えたとしても二週間に一回ほどだ。そもそもこっちから告白したのでなく。向こうからだ。
勿論遊びで付き合ってたんじゃないが、勝手に結婚も考えてたと言われても困る。
と、言うか、平手打ちがなかなかの威力だったな…。痛いぞ。



「将軍、」

「っ!な、なんです。」

「コレ、落としましたよ。」

自分の姿を見るなりビクリと身体を強ばらせたファドロに手を差し出す。
手には一通の手紙。
ご丁寧にハートのシールまで貼ってある。

「ラブレターですか?」

「………。」

「また先週と同じ様に帝国女性から?」

「………。」

こくん、と頷く。

「そう、ですか。」

「も、もういいでしょう!私はこれで失礼します!」

「あ、将軍。ラブレターは…」

「せっかく拾ってくださって申し訳ないですが要りません。」

瞳をスキードに向けて言い放つ。

「私には好きな人が居ますから!」

直ぐ様栗色の髪を翻して立ち去って行く。
追いかける事も出来たのだが、スキードは黙って手紙を真っ二つに裂いた。
紙を破く乾いた音が響いた。


(私には好きな人が居ますから!)


手紙は冷たい床に落ちる。
ファドロの後ろ姿を目で追う。

出来たのはそれだけだった。





一方通行な想い
(私の好きな貴方には好きな人が居ました。)
(私が欲しいのは貴方の身体じゃなくて心でした。)
(一生手に入らないからこそ、一生を掛けて手を伸ばしましょう。)
(例え貴方がその手を振り払おうとも。)



おわり。

ちょっと小説風にネタメモ。

兄妹と将軍。


変なネタメモ。



最近、帝国軍士官である一人の女性と初めて話をした。
彼女はまるで貴族の様に美しく気高く可憐だった。

赤み掛かった長い茶髪の髪からは薔薇の様な甘い香りがして、甘い物好きな私は多少吸い寄せられる様に前に出た。
話掛けて来たのは彼女からで、彼女は「これはこれは将軍陛下、」と深々にお辞儀をする。その動作も美しくて、何故かこう…ミローディア様にはない大人っぽさというか、強かさというか…とにかくそんなものを感じた。

お辞儀を終えた彼女と向かい合うと、身長が彼女の方が大きくて少し眉をひそめながら私も軽くお辞儀をする。

美しい方だなぁ、とか脳内で思わず笑顔になったはまた別の話だ。

「将軍には、兄が大変お世話になっているらしいですね。」

「はい?」

「あら?将軍はご存知のはずですが…、士官のスキードという男なのですが。」

一瞬、一瞬だ。
その名前を聞いた瞬間、ものすごく背筋に悪寒が走った。

「私はスキードの妹のウ゛ァレイと申します。直接お話出来て光栄ですファドロ将軍。」

嗚呼。

「そ、そうですか、あの変た…じゃなくてあのスキードさんの、妹さんでしたか、はは。」

「はい。兄をこれからもよろしくお願いします。」

嗚呼何て、この世界はこんなにも無情なのだろう。
この美しい女性が、まさかまさかのあの変態の妹だなんて。

まだ少し遠くの方から自分を呼ぶ声がする。
眉間に皺を寄せて見やれば、スキードその人が今まさに走り寄って来るところだった。

その姿と、目の前の女性を交互に見る。


(確かに似てるじゃないか!)


その女性を「美しい」と思ったはずだったのに、その美しさがスキードと同じ遺伝子だとするならば、私は根本的に…スキードを「美しい」と思った事にもなるのか。それはかなりの屈辱だ。

ん、遺伝子?
スキードの変態の遺伝子がこの女性にもあるとするならば。

こんなところでスキードが走り寄って来るのをこの女性と待っている場合ではない。
選択肢など一つしかないではないか。

「あ、将軍!?まだお話を…」

「ファドロ将軍!ちょっと待って下さいよー!!」

二人からほとんど本能的に、

私は

猛ダッシュで、

逃げた。











意味などない\(^O^)/なんとなくウ゛ァレイさんとファドロを絡ませたかったのです。

グダクダ感通り越してカオス。

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