話題:哲学
哲学的な思想が好きです。
頭は良くないけど考えるのは好き。
特殊な回路が脳内に組まれてるので偶に突拍子もないこと閃いたりしてます。
で、哲学って根本的になんなの?って思って辞書で調べてみたんですがこれまたちょっと小難しい言葉が並びました。
多分そのままの意味なんでしょうけど熟語って偶に誤解が生じるので今回は敢えて深追いせずにいきます。
後日きっちり調べよう。
哲学という言葉が意図するところのひとつに、自分の経験によって得た人生観や世界観があるそうです。
“根本原理の探求の学問”という意味の方が多く遣われるんですがそれよりこっちの方が親しみやすいかなぁと。
というわけで、以下哲学改めあたしの人生観。
「○○を知らないなんて人生半分損してる」なんて言いますが、よくよく考えると損のない人生ってない気がします。
例えば映画。
話題の新作を片っ端から観ても自分が本当に良質だと思える映画に出会えなけれなければ損。
かといって不朽の名作を片っ端から観ても同じことで、要は損をしない為にはこの世に存在する全ての映画を観なきゃ損をしてしまうわけです。
でもそんなこと出来ないししたくないですよね(笑
映画に限らず、本でも音楽でも経験でも何でも同じ。
つまり損をしない人生ってあたしの理論上存在しないんです。
じゃあ損をしながら生きている、って考えるとこれじゃあ余りにも殺伐としてるから逆に得する為に生きている、って考えるわけです。
あ、損得に於いてはですよ。
何もしなければ損してしまう人生の中で如何に得を重ねて生きるか、引き算じゃなく足し算で価値を決めるんです。
もっと簡単に言い換えると、ネガティヴよりポジティヴな方が人生楽しいはずって話。
あと、もうひとつのトクについてもちょっと話します。
上記のトクは得。
これから書くトクは徳、っていうのはちょっとこじつけなんですが…
性善説と性悪説について考えるのが好きです。
世界史とかでかるーく触れたであろう中国の古い思想。
見方によっては宗教もしくは学問でしょうか?
その辺あんまり詳しくないんですが。
あたしはこれって鶏と卵に似た命題のような気がします。
あ、鶏と卵はひとまず答え出たらしいですけどね。
犯罪者は生まれついて悪だったのか、聖職者は生まれついて善だったのか。
あたしは性善説について肯定的です。
それは、善という因子を生まれつきもっているから悪という考え方が出来ると思うから。
元が善だから悪の因子に侵されると良心の呵責に苛まれる。
善いことをすれば自慢したり褒められたりもしくは何事も起こらず起こさない場合もありますが、悪いことは責められたり贖罪したりします。
というとちょっと難しい気もするし実際ほとんど屁理屈なんですけど、悪はひとが歩む課程で生まれるものだと思うんです。
ひとが生んでしまったものだからひとが帳消しにしていくって。
あと、あんなに可愛い赤ちゃんが悪だなんて思いたくないじゃないですか(笑
だからひとは綺麗なままでいようと徳を重ねるんだと思うんです。
徳っていうとちょっと堅苦しいけど、要はちょっとしたいいこと。
生まれついての善だからこそ悪いことしたら罰があたると思うから、あたしは良い子でいたいわけです。
なんだか長くなったけど、あたしの考えはこんな感じ。
とはいえ、自分自身「○○知らないなんて人生損してるよ!」って言ってみたり悪いこともします。
この間はあまつき読んで綺麗だったものが汚れていくと思うより汚いものが綺麗であろうしていると思う方がいい的なことが書いてあってそれもそうかも、なんて思ったし。
でもそんな変化があるから人間って面白くて愛おしいと思う。
なんだかんだで人間が好きみたい。
汚れていく運命の人間が清く生まれついて清く在り続けようとするから愛せるんじゃないかな、っていいとこ取りで綺麗に纏めようとしてみる。
自分も人間だから、ひとを好きだって想うようにその半分でも自分を好きでいたいな。
んで、好きでいられる自分で在りたい。
うーん、やっぱり難しいですね。