写真:最近、購入したわたしの大好きなBrough Superiorのアクセサリー。ひとつの物語がはじまるようなデザインや手作り感が好きなのです。とっても愛らしいです。ワクワクしてしまいます。


星が暗闇に浮かぶこんぺいとうのように映える、この冬のうちに、両耳に5つずつピアスを開けます。これはファッションというよりも、もっと別な意味をもって、わたしにとって大切なことを儀式的に身体に刻んでいるのです。それぞれの意味はわたしだけの秘密。

そうそう、そもそもピアスなんて開けていなそう!とよく言われるので、けっしていかつい風貌ではないようです。洋服は個性的、素朴系女子、森ガールなどと言われますが、自分ではそんな風に思ったことなどありませんでした。変ですね。


音楽

毎晩、せっせと家事を終えると、部屋で白くてつややかなギターに触れています。ギターのブランドに詳しくないわたしが、楽器屋へ行き、今のギターにひとめぼれしたのです。音楽に思いこがれていたわたしは、キラキラとまぶしい街を、未知の世界を背にしているように、うつくしいギターを背にして、戸惑いと期待を体いっぱいにして歩いたことを鮮明に覚えています。

あの日の震える覚悟と高鳴る期待は、いつまでも新鮮なものでなければならないと、わたしは音楽に思いこがれるたびに思っています。

今年はたくさんライブをして、たくさんのアーティストのライブに行き、友人のライブに行きたいです。路上ライブや弾き語りなど、下北沢のとあるカフェで語り合ったことをどんどんやっていきたいです。こんなに心が不安と興奮であふれてしまうのだから、きっとやってみると、たのしくておもしろいことにちがいありません。なんて素敵なのかしら!


話は変わりますが、近ごろは猫をひざにのせ、のどをゴロゴロ鳴らせたり、犬とじゃれあって、声をだして笑ったりしているのだけれど、それがとても癒されるのです。

小さい頃から、動物が大好きだったのだけれど、あちこちを飛び回っているうちに、いつしかふれあうことも少なくなってしまっていたのですね。

こうしてふれあうとどこかやさしくてさみしい気持ちになります。小さい頃は猫を追いかけたり、虫を探したり、林の中を走り回ったり、道ばたの花を両手いっぱいにして、自然とたくさんふれあっていたのに、ずいぶんと減ってしまいました。

かなしいことに気づいたけれど、大人になっていくということは、こんなことではないと思っています。もっと心のやわらかいところで自然を感じて、大切にしていくことだと思っているもの。とても温かい気持ちでね。しあわせになってゆくこと。


こうして長いこと、生まれ育った街で過ごすのは、ひさしぶりであったから、今よりも幼かった頃のことを、事あるたびに脳裏に情景をくり広げています。それは切なくて、かなしくて、さみしいことばかりだけれど、いつかの両手いっぱいに道ばたの草花を大切にかかえていたように、いつか歩んでいけるのかもしれません。これはとても小さな期待、していないに近いものです。

青い家と、煙突からでる煙をみて、考えていたこと。


あたらしい講読者様、拍手、どうもありがとうございます。どうぞ気楽にごゆるりと。

それでは。