先日の福島市大波地区の米に引き続き、伊達市で取れた米についても暫定規定値を超えるセシウムが検出されたと報道されました。
伊達市にはこのブログ開設時からずっと心配して書き込みを下さった読者の方もいてとても心配なのですが、予想通り鬼の首を取ったかのような某教授や福島終わりだ宣言をするネットの方たちのことはさておき、今回の件はとても悲しいことで一度安全宣言を出していただけに、先の牛肉事件に近いダメージを福島の農業に与えたと思います。

県は米の出荷に際し、かなりの注意深さで調査をしたはずでしたが、それを潜り抜けて基準値超の米が出てしまったということは、皆が「基準値超えは出て欲しくない」と思い、心のどこかでそれが出ないように検査してしまったということなのではと、なんとなく思います。
その後の検査でもかなりの所で基準値超えの米が出ています。
いっそ、米は今日収穫して明日食べないと、という野菜とかと違うのですから全県、全農家の米を検査してその結果調査書と一緒に出荷したらどうかと思います。
本当にそれくらいしないと、福島の米の信頼は取り戻せない状況になっているのではないでしょうか?

私は福島のお米を食べているし、美味しいですけれど、それをよその方に強制はできません。
でも、信頼はきっと回復できると信じて。
ちゃんと調査しているから、福島の物はある意味他所のものより安心できると思って貰えるくらいに今回の事を教訓にして、県には調査をしていってほしいと思います。

そして一刻も早く農家の人達の保証と土の除染と対応を東電には求めたいものです。