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要望はどこに?

この間のコンクリート事件は、どうやらさらに長引きそうです。
住宅や道路、水路、あげくには高速道路のパーキングエリアまで。
その殆どは普通の所よりも少し線量が高い、くらいで済んでいますが、完全な解決には相当の時間がかかりそうです。

でも、今回の報道で、私が一番嫌な気分になったのは、新聞がこの事件を報じるた時のある一文でした。
「県は5月に公共事業に使用する建築資材の放射線量の基準を早急に提示して欲しいと要望した。
しかし、いまだ基準は示されていない。原子力災害対策本部は『県からそのような要望を受けたか確認している』としている」
5月に出された要望、それを『受けたか確認している』?

正直、殺意さえ覚えますね。

福島県が国に対して今回の災害に対する要望をいろいろ出していて、それは数十にも及びます。
ちょっと多いんじゃないか、と思いながらも除染や農業補償など大事なものが殆どであり、県民は期待を寄せています。
ですが、国はその要望をちゃんと把握していないということが今回の事で明らかになったわけです。
把握していないというか、聞く気がない?
例えば、届いたダイレクトメールをそのままポストに入れっぱなしにしておくのと同じような感じなのではないでしょうか?
でもこの要望は来てくれたら嬉しいな、程度のダイレクトメールじゃない。
被災地の、未来と命がかかってるんですが。

ちょっと聞いてみたいですね。
「被災地から出された要望は現時点でいくつありますか?」

もし、誰かそれをちゃんと答えられる国会議員がいたら、私はその人に投票したいです。


多分、いないんでしょうけど。

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