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いちめんのなのはな

福島県の桜の名所というと滝桜で他は花見山が有名ですが、他にも見所はいろいろあります。
その中で合戦場の桜と呼ばれている場所がありますが、ここは桜と同時に、周囲に咲く一面の菜の花も実は一見の価値があります。

まだ郡山の桜も一分咲きで見頃は来週末との事ですが、菜の花はどうかなと合戦場の桜に回って見ました。

まだ満開には後少しですが、一面の菜の花は今年も去年と変わらず美しく咲いていました。
ここも後一〜ニ週間で桜が咲き満開になった菜の花と美しいコントラストを描くでしょう。

今年は去年より見る人は少ないかもしれませんが、福島の花は変わらずに美しいですよ。

あの雪の大震災から一月。
時は留まる事なく確かに、動き続けています。

感謝の春

今日もカレンダー通りのお休みです。
田村市の避難所は大熊の方々が会津に移動されたことにより、大幅に縮小されました。
勿論、まだ0ではないのですが、ほぼ一か所に集約され職員の多くも4月から災害時シフトが解除されています。
昨日は出勤でしたが、だから今日はお休みなのです。
震災から明日で一カ月。
勿論、緊急呼び出しがあった場合には直ぐに出勤することが前提ですがようやく戻ってきた日常です。
今日は、久しぶりに郡山で、地元の友人たちと会うことになっています。
仲間達も多くがそれぞれに被災しています。いわきで職場が流された友人や家が傾き、避難所と家を往復している者もいます。
でも、今の所最悪の話はないので、少しだけホッとしています。
勿論、福島にいる限り完全に元の生活に戻れた訳ではありません。
災害時シフトが解除されたとはいえ、それは田村市限定の事であり、福島、郡山の避難所はまだ人がいっぱいですし、会津若松などは仕事が増えていることでしょう。
人が多いこともあってか、全体的に減少傾向にある環境放射能数値も都市部はなかなか劇的には下がりません。
不安はいつもそれぞれの胸に。
でも、それを顔や口には出さず、皆、前を向いて生きようとしています。

郡山ではゲームセンターも再開された様子。
田村市より桜の開花も早いので、行けば桜が見られるかもしれません。

たくさんの人に支えられて、生きている私達。
震災後、生きているという事、それそのものが奇跡であり、信じられない幸運で生かされているのだと実感しました。
一進一退の原発に今も苛立ちはありますが、それでも一日一日に感謝しながら生きています。


今日は、久しぶりに少しドライブしながらゆっくりと、今年しか見られない福島の春を楽しんで来ようと思います。
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