去年の今頃は、友達が別れたばかりの男と付き合って、つまらない駆け引きをして、悲しくてつらい馬鹿みたいな恋愛に酔っていた。安い女だなって笑っちゃう。大切な人を傷付けて、好きという気持ちを振りかざして振りまわして、好きならなんでも許されると思っていた。自分の未熟さに恥ずかしくなって消えたくなる。だけどあの頃があったから今が本当に幸せなんだと思えるんだよな。愛されることも、愛すことも、本当の意味で知ったのはたくさん間違えたから。間違いを認められる自分でよかったと思う。だから忘れちゃいけない去年のあたし。二度と戻りたくはないけれど。


話題:ふと思うこと。