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逢瀬

目を開けて、胸に鼻を当ててみた、今まで嗅いだことのない汗とタバコの混ざった酸っぱい香りがした。私は自分の手を背中に回し感触を確かめた、この感じだ、今まで何百回と安堵して気分の波に飲まれてきた事か。
彼は私の頭を撫でてくれた、彼の顔はテレビに向けられている下から彼を見るのは久しぶりかもしれない…熱い気持ちがこみ上げてきて好きだと思う、死ぬほど好きだけどいつもはその好きを隠してツンとしてしまう私は、まだまだ子供だった。こんなに好きで好きでしかたないのに、長い年月を付き合ってきたせいか

ムカつく

仕事なければよかったのにぃ

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