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@ 最初の失敗

ゆなとの、最初の出会いは、ある携帯ブログサイト
そこでワシが顔写真を見て、一目ぼれした。
一撃で恋に落ちた。想像もできなかった理想の美女がそこにいた。
それから、そこで友達になり、共通話題や
相談をしあったり楽しく良好な関係ができていた。
でも、ワシは告白にためらっていた。
あまりに年が違うし、遠距離だったからだ。
しかし、ブログへのコメントから、ワシがゆなが大好きなのは、
ばれていたと思われる。
ある日、ワシのブログ画像の料理に、ゆなが興味を示した。
だから、ワシは思わず、ご馳走しようかと、誘ってしまった。
ゆなは喜んだ。ワシは、びっくりした。
こんな少女が、ワシみたいなおっさんと食事に行くのか?
それも、地元ならわかる、それも顔なじみならわかる、
出会い系サイトならわかる。それに、ワシは顔写真を
出したことがない。それに、遠い他県なのに。
驚きと喜びに、多くの疑問はかき消されていた。
日時の約束はあいまいだったが、近日とのことで、
携帯メールの交換をした。

初対面の日は突然来た。日曜日の朝、メールがあった、
今日食事に行こうか?
ワシは、面食らったが、嬉しくて嬉しくてドキドキした。
最初は怖いから友達と一緒でいい?
もちろん了承した。
ワシは、怖いことなどさらさらする気はないが、
慎重なのは当たり前だと理解できた。
新幹線に乗って、数時間移動した。
降りて、指定の場所までレンタカーで迎えに行った。
そのとき、初めて電話で声を聞いた。最初の一声。
「海くん。ゆなだけど!」
ワシの敏感な耳が。これまた一撃で恋に落ちた。
ワシは、極度の面食いと同時に、同じくらい極度の声フェチである。
ゆなの声は、サイトでの絡み同様、優しく甘くかわいらしかった。
声を聞くまでは、実物は、どれくらい綺麗なんだろうと、
大きな興味があったが、声を聴いた瞬間。
その興味も忘れていた。想像もしたこともないような、大好きなとろけるような声だった。
それらしき二人組みがいた。
あれだ、ワシは、ドキドキしすぎて、
じっくりは見れなかった。
ただ、一瞬は愛想笑いした気がしたが、
にらむような鋭いまなざしに、恐怖ではなくて興味と快感を感じてしまった。
あと、綺麗な顔立ちに、似合わない、前歯の特徴が。また、
ワシの好意を増幅させた。ワシは、歯並びが綺麗な女性に
色気や興味を感じない。八重歯に、はぐき、でっぱなど、
特徴的な歯並びが大好きだ。
今のところ、非の打ち所がない。いや、想像をはるかに超えて
とりこになってしまった。
友達のふみこちゃんは、長身で、17歳より大人に見えた。
ゆなちゃんには、年齢のことなど考える余裕はなかった。
ゆながフランス料理が好きだと言い出した。
若いのにすごいと思うと同時に、初対面で遠慮を知らないなとも
思った。でも、遠慮なしと思ったのは一瞬で、
その圧倒的な美貌の前に、ワシの論理的な思考ははるかかなたに
飛んでた。
数件店を見たが、あれはいや、ここは閉まっているなど、
なかなか、店が決まらなかった。
車を止めて繁華街を歩き回って、三人とも暑さでへばっていた。
ランチ中心の安いお店には、目もくれず、
二人とも高級料理店を探していたらしかった。
普段のワシなら、この時点でゆなに冷めていた。
ワシにたかる気満々だと理解し、嫌になるからだ。
ませがきだったワシは、高校生のころクラブなどの店の
女のたかり癖に嫌気がさし、ねだる女は二十代からさけつづけていたからだ。
八月終わりのころ残暑厳しい中での散歩だった。あせを流しまくり歩き続けていた。
ゆなはでも、ワシの横には並ばない。ワシが横に行くと、友達の
ふみこちゃんの向こうに回った。恥ずかしいのか、男に襲われた経験が
あるのかどちらかだと理解していた。
ワシはレイプの経験のある彼女や友達が数人いたから、
それらの女性の時折示す、異常なまでの警戒心は理解していた。
どちらにしろ、サイト上で、
仲良くからむ優しいゆなとは違って、物静かで無口で、目つきが鋭い女性だと認識していた。
偶然、有名な高級ちゃんこ料理チェーンの支店があった。
そこで、料理を食べた、ふみこちゃんから質問の嵐で、
できる限り詳細に、正直に答えた。ワシは、初対面の女性に
素性を明かすことはない。しかし、ゆなに真剣に恋をしていた
ワシに、そんな壁はなかった。彼女と別れたこと、新しい彼女を
探していること、ゆなをすごく気にいいていること、
ワシには有名極道の血が流れている素性。離婚予定で、
子供が二人いること。年齢は13と15だが、ゆなが14なので、
いいずらかった、年齢は聞かれなかったので、言わなかった。
小さいころから人間不信で、ずっと母親に虐待されていたこと、
母親が認知症で、世話に追われている事、今までの彼女にこと、
15の少女と付き合ったことがあることも。
全部、答えた。数時間でこんなに自分をさらしたのは
生まれて初めてだ。ゆなのような美女に会ったのも初めてだ。
ゆなとの中では、ワシにとって初めてだらけで、
多分全部は覚えていない。サイト上で自殺者を憂いあったのも
初めて。親が同じような精神的不調を抱えている同士も初めて。
ブログサイトで女性と会うのも初めてだった。
人間誰も信じないという、ワシと同じ警戒感の人間にも初めてであった。
そのどれもが、嬉しく共有できるものだった。
夫婦で、離婚原因の一位が価値観の違いであると考えると、
ベストカップルになれるようなくらい、似たところがたくさんあった。
食事のときに、サイトでのコメントがすごすぎるとゆなに言われた。
「彼氏と勘違いされる。」かわいい声で、ワシに言っていた。
いいやんいわせておけば。いや、勘違いされたかった。
一目ぼれしたあの日から、本心は誰にも渡したくないくらい好きだった。
でも、そっかごめんごめんなど、いいかげんな受け答えをしたと思う。
内心、ブログにコメントするとき、全部の男が敵に見えた。
一人残らず排除したかった。
そんなことまで思うのはゆなに対してだけである。
他にもワシは何百人も、美女友達がいたが、その場限りの、
適当なお世辞をならべていただけだった。
それが、なぜか、ゆなになると、真剣に、熱くコメントしてしまう。
それでも、実は押さえていた。こんな、遠方の少女を好きになっては
いけない。懸命に、自分の理性で、感情を押し殺していた。
それでも、彼氏に勘違いされる?
たぶん、ワシは相当熱くなる男なんだろうなと、自覚せざる得ない。
それから、観光名所などをめぐり、
また、繁華街に来た、買い物をしたいとのことで、いくつか
プレゼントした気がする、それから、また食事をした。
まだ、買い物をしたいととのことだったが、
お金がなかった、コンビニでお金をおろしてまで、
買い与えてしまった。これが間違いの始まりだった。
自作自演というか、自滅?自爆?誤りの序章だ。
ゆなは、彼氏が来月できるといっていた。
今の彼女と今月末で別れるから、
来月から付き合うことになっている、
そう聞いた。大人のワシには、だまされているとすぐにわかった。
そんな、付き合い方があるものか。
まあ、中学生の坊主の嘘だ、子供だましで当然か。
いや、五歳くらいから博打打ちだったワシは、大人もだませる
嘘を厨房のときには、ついていた気がする。
相当、馬鹿な坊主だやっぱり。
でも、ゆなは信じていた。それがまた、かわいくてかわいくて
愛しくなった。そんな子供だましな嘘を信じる純粋な心に、
ワシはもっと魅力を感じた。
坊主が嘘だとわかっていたので、まあ、付き合うことはないか、
すぐに遊ばれているのに、気がつくだろうとたかをくくっていた。
帰りのサービスエリアでどんどんお菓子を買おうと
するので、これはまずい、帰りのお金が足りなくなる。
ゆなに五千円。ふみこちゃんに二千円かな。わたした。
これで買うようにと。ふみこちゃんはお金が少ないのが
不満そうだった。このこは、たかりぐせがすごい。とても
嫌いなやつと決まった。でも、ゆなの友達だから許す。ワシは馬鹿だった。

そして、長い初対面の日は終わった。

最愛美 スタート

極道系三十四歳のボンボン社長と十四歳の美女の
ふたりがおりなす
痛快ラブファンタジー

はじまりはじまり

注意仲良しの友達諸氏

この小説の存在は
他言無用

ひっそりお楽しみください

コメントぜひください

つっこみどころ
まんさいだと思われます

屈託なきご意見を
存分に

ミニメいただいても歓迎

引っ越しだあ

昨日は引っ越し先を

見に行きました

いいのありました

ただ広い部屋に
1人暮らしだから

審査が微妙らしい

審査が通るといいな



 

まだまだ暑い福岡市

北日本では
ストーブが動きだした
みたいですが

福岡市は
まだまだあちいです

今も℃以上ある

天気は
気持ち良いです

ギザかわゆす

ギザ綺麗
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