話題:何を楽しみに生きてる？

心療内科のドアを開けようと思ったら鍵がかかっていて焦った。「午前中の診察は終わりました」の札もかかっているし、あれ？わたし予約間違えた？と一気に汗が吹き出る。おじいちゃん先生がドアの隙間から顔を覗かせて「ちょ、ちょっとすみません、そこで待っててもらえますか」と一言。誰かお客さんが来てたみたいだ。

診察ではこの十日間どうだったかと聞かれ、働きたい気持ちがどんどん溢れてきていると報告した。実際求人を見るところまで動き出しているけれど、どうしても足し算引き算ができない事がネックになっている。それにくわえて時間の見方、単位の換算など数字が絡むことはほぼ全部が苦手で、正社員の就職試験でいつも数学問題は全滅……みたいな有様だったの。アルバイトでも筆記試験をやるときがあるでしょう。そうするとやっぱり白紙で出すしかないから当然不合格で。

先生は、自立支援のが通ったら、脳の働きをよくする薬を試してみようと言った。わたしが計算できなかったり、「ＡをしながらＢをしなさい。その時Ｃが起きたらＡを止めなさい」みたく情報を一度に何個も言われるとパニックになるのは、脳の情報処理する回路がどこかでうまく働いてない？繋がってない？かららしい。

で、発達障害の人たちはその薬を飲むと頭がクリアになって注意が散漫にならなくなるんだって。だからわたしが飲んだら計算に集中できるようになるかもしれない、それで上手く行くようだったら小学生向けのドリルをもう一回覚えなおしてみよう、って方針になったの。わたしは発達障害というか学習障害というかな診断だけどね。

薬を飲んでも効果が出るかは分からないし、計算がどの程度できるようになるかもわからないんだって。でも可能性があるなら、何でもやってみたい気持ち。だってわたしも働きたいよ。自分でお金を稼いでご飯を食べたいし、このブログに社会復帰しましたって書きたい。堂々と胸を張って道を歩きたい。

もうすぐ駅に着くからまた書くね。
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