★ 陽溜りを慕う日
・・日時計(Diary)


20年来の親友が他界して、常世の国へ旅立ってから丸３年。
今日は彼女の祥月命日だった。

もう回忌ではないから、彼女のご両親と旦那さん＆お嬢さんにお花を送っては迷惑になるかな… と思ったけど、色々悩んだけど、やっぱりお花を送った。

何もしないで後悔するよりも、行動して後で悔いる方がずっと良いと思うから。


３年目の夜も、陽溜りのように温かな人だった親友の笑顔を思い浮かべながら、思い出を辿る。


楽しいことがあった時悲しいことが起きた時電話して話したくなるのが気心知れた友。
「ねぇねぇあのね」って。 なのに彼女はもういない。この世にもういない。

もっといっぱい話をしたかった。もっとたくさん逢いたかった。もっと何度も一緒に旅行したかった。もっと……


彼女がこの現世にいないという事実と悲しみを受け入れるには、たった３年ではとても無理。

思い出には棲めない。哀しいけれど、其れが現実。
わかってる。
そんなこと。

わかってるけれど…‥。

theme：親友。

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