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氷上の祭典
・・Art/Theater
2011/01/17/Mon 20:34
フィギュアスケートの祭典「STARS on ICE」を観に行って来ました。
会場は国立代々木競技場の第一体育館。
この日は気温が5℃までしか上がらない、底冷えのする日で、スケートリンクのある体育館の中もかなり寒いんです。
一日中、冷蔵庫の中にいたような^^*
わたし、寒いのは全然平気なので、この祭典を楽しみにしてました。
東京公演2日目、16日に行ったので、真央ちゃんは出なかったんだけど、バンクーバーオリンピックの銀メダリスト・エフゲニー・プルシェンコが出演しました。
世界的なジャンプと素晴らしいスケーティング、また楽しいアピールにすっかり魅了されちゃいました。
競技会では絶対見ることのできない表情やしぐさを見られるから、こういうアイスショーって好きなんです。
プルシェンコ氏って、とてもユーモア溢れる人なんですね。
こんな楽しい人だなんて思いもしませんでした。
それから、バンクーバーオリンピックで金メダルに輝いたエヴァン・ライサチェク。
彼の曲目が「ムーランルージュ」の『ロクサーヌ』だったんです。
わたし、この映画が好きで、更にこの曲が一番好きだったので、胸の奥が熱くなってしまいました。
本当にライサチェクのスケート、素晴らしかったです。
この「ロクサーヌ」という曲は激しい嘆きの曲なのです。
彼の長い四肢は、リンクをとても狭く感じさせるほどで、その上ダイナミックで情感たっぷりに表現され…
TVで観るより遙かに素敵でした。
そして一番楽しみにしていた高橋大輔くん。
彼は身長が165cmと小柄なんだけど、背の高い外国人スケーターと並んでもそれを少しも感じず、とても大きく見えました。
演目は競技会でも披露したことのある、ショートプログラムの「Historia de un amor」。
あの見事な切れ味のステップは、世界一級。
目の前で見て、更に素晴らしく、たっぷり感動してしまいました。
リレハンメルやトリノなどのオリンピックや世界選手権でのメダリストたちが、チームを組んで滑るプログラムは目を見張りました。
きちっと自分の立ち位置を把握していないと、他のスケーターと衝突してしまうから、チームスケーティングってとても難しいと聞きます。
それをソロで演じていた人たちが滑るんです。
めちゃめちゃ感動しました。
荒川静香さんのアジアン・クールビューティーに酔いしれたり、ロシェットの妖精のようなスケーティングに魅了され―――
あっという間の2時間でした。
最後にバンクーバーオリンピックでのメダリスト、ライサチェクとプルシェンコ、そして高橋くんが肩を並べて、スタンディングオベーションに応えてくれて、最高に感激してしまいました。
氷上での一瞬のために、かけられた長い鍛錬の時間を思うと、今味わった「一瞬」がどれだけ貴重なものか…。
だからスケーターの笑顔って輝くんだな…
そんなふうに感じました。
それから…
氷の状態をベストに保つ為に、常に袖に控えていたたくさんのスタッフさんたちを見ていたんですが…
フィギュアスケートって、こういう縁の下の力持ちの活躍と施設が無いとできないスポーツなんですね。
深い感動と感心と―――。
とても感慨深いひとときを過ごして来ました。
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