★ 消える明かり
・・日時計(Diary)


とても寂しい日でした…。

母の代からわたしの娘まで、何かとお世話になった、町の身近な薬局が閉店してしまいました。

薬局というより、「薬屋さん」という方が合うかな。

薬剤師だったご主人が早くに亡くなって、一人でお店を守って来たオバチャン。

薬事法改正で、いろいろ大変な思いもするようになって。
そろそろ年齢もおばぁちゃんになって来て、潮時かな〜… って思ったからだって。

いつも遅くまでお店に明かりが灯っていたから、疲れて帰って来た時なんて、その明かりにホッ…と和んだものでした。

急な熱や風邪に、常備薬を切らして慌てた時も、夜遅くてもお店を開けてくれたり…。

そんなお店って、なかなか無いですよね。


わたしの棲んでいる所は再開発地区で、顔見知りがどんどん引っ越して行って。

明かりがひとつ消えるのって、なんて寂しいことなんでしょう…。


オバチャン。
長い間、お疲れさまでした。
とっても寂しいです―――。
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