三日月夜話
  ★-Short Word-
3day Bouz Photo Diary

わたしをケン坊と呼ばないで。
・・日時計(Diary)
2007/10/30/Tue 02:58

自分でも「いったいどうしちゃったの?」って言うくらいの「ポカ」をやってしまいました。

わたしはメカが大好きだし、大抵のメカなら取説を読まなくても動かせるし
TVやパソコンの配線とかも、自分でやっちゃいます。
携帯電話の機能もしっかり使えます。

ところが!

どういうわけか、銀行のATMだけは苦手なんです。


先日も───


雨がしとしと降る中を、娘が通う大学の後期の学費を納めに銀行まで出かけたのです。

お給料日後で、銀行はめっさ混んでました。

苦手なのは、ATMの他にもあって、それは「人混み」。
あ゛〜 イヤだなぁ… と気分も重くなりながら、通帳の記帳をしばらくサボってたこともあって
自動記帳機で記帳していました。

「6分かかります」っていう表示が出た時、イヤな予感がしたんです。
順調に動いていた機械が、いきなり黙ってしまいました。

わたしのイヤな予感って、的中するんです。
「係員がまいります」ですって。
自動記帳機って、単純に通帳を開いて入れれば、自動で機械が記帳してくれるっていうもので
何も難しい操作は必要ないのに…。
何もわたしの所でトラブらなくてもいいのに…。

オマケに、待っても待っても、係りのヒトが来ません。
並んでいる人たちの冷ややかな視線が、突き刺さる気がします。
警備の人に助けて貰おうかな…‥ なんて挙動不審していたら、やっと係りの人が飛んで来ました。
救われた… ってキモチでした。


ところが、これで終わりじゃなかったんです。


機械のトラブルで、通帳がダメになってしまったので、新しい通帳を戴いて
それからやっと学費を電信で払い込んで。
口座の残金が乏しくなったから、定期預金から少しだけお金を入れておこうと思って
遣り方を聞いたんですよね。

それを教えてくれるのは警備員さんで、別に教え方が悪かったわけでもないのに
papaさんの生年月日を入力する画面で、わたしはフリーズしてしまいました。

元号?
元号って?

番号入れるの?

あれ?
3?

生年月日?
せんきゅうひゃく?

「昭和○年で入れて下さい」
え゛?
papaは何年生まれだっけ?

わたしより6歳上だから…‥
あれ?ろくじゅうにねん?
これはchimomoだったっけ?

───って、頭ン中、真っ白状態になってしまったのです。
まったく何も思い出せないのです。

ぐずぐずしているから、やってきた作業がみんなクリアされて
画面が最初に戻っちゃうし、警備員さんの「このクソ忙しい時に何もたもたしてんの」みたいな内部がテレパシーみたいになって伝わってくるし。

「あの…
忘れちゃったので、また来ます」って言って、その場を逃れて
近くのショッピングモールの片隅で、ほっ…と一息つきました。

しょぼん───。

雨降りだったこともあってか、人も少なくてガランとしている空間で落ち着いたら
ちゃんと出てくるじゃないですか、生年月日。

オマケにこんなこともあるんじゃないかと保健証も持って来ていたのに
それすら思い出せませんでした。

健忘症かしらん。
(ひょっとして… 老化現象???)

わたしの好きなバンドのドラマーが、コレを「ケン坊」と呼んでいたのを思い出し
わたしも「ケン坊」だわ と、苦笑い。


ATMって、次々と必要項目を入力しないとならないでしょ?
だから、おっとりペースのわたしには苦手なモノなのかも知れません。

人の会話を変で可笑しな言葉に聞いて、周囲を大爆笑させたりすることは日常茶飯事で
お笑い見て、みんなが笑っているのに一人だけわからなくてぽかんとして
その数日後にやっと理解できて、一人で笑ってたり…

う〜〜ん…‥
ケン坊につける良薬は、ありませんか?


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