三日月夜話
  ★-Short Word-
3day Bouz Photo Diary

鳩を保護しました。
・・日時計(Diary)
2009/11/22/Sun 14:45

恵比寿でのイベントの帰り道、渋谷で副都心線に乗り換えようと宮益坂口の階段を4段下りると…

一緒にいた娘が、「鳩!」って言って立ち止まりました。

よく見ると、階段の隅っこに、うずくまって動かない鳩がいました。

21時半を回っていましたが、渋谷駅は家路を急ぐ人達で溢れていて、その雑踏に怯えながら、鳩はうずくまっていました。

飛べない様子…。

鳩に気づかない人達。
気づいても、手を差し伸べるでもなく知らん顔で通り過ぎる人達。

都会では、嫌われ者の鳩。

このままにしておいたら、溢れる人波に蹴落とされるかもしれない。

千鳥足の酔っ払いに踏まれるかもしれない。

そう思うと、どうしても見過ごすことが、できませんでした。

衰弱していて、このまま動けなかったら、後は死を待つだけ。

鳩はそんな諦めきった目をしていたから…。


思い切って保護して、翌日、よくお世話になっている獣医さんに診て頂きました。

まだ幼鳥で、長く飛べずに、疲れ果ててうずくまっていたんだろう…ということでした。

幸いケガもしていないし、一晩ゆっくり眠って元気を取り戻したようで、獣医さんにビタミン剤を投与してもらって、すぐに放すことに。

でも―――。
保護した夜は、わたしの手の中で眠ってしまって、ものすごく可愛くて、つい情が移ってしまって。

だから放すのは寂しかったけれど、長く手元に置いていては、野生に返せなくなるから…。


鳩は、最初は きょとん としていたけど、やがて何度も振り返りながら、飛び立って行きました。

元気に暮らすんだよって、寂しいけれど見送りました。

帰宅途中にこの鳩を見つけて、駅のガードマンさんや派出所に連絡を取っていらしたNさん、ダンボールをくださったお寿司屋さんのMさん。
鳩は元気になりました。
ありがとうございました。

まだまだ都会にだって、優しい人はちゃんと居るし、温かさだって在るということが、とても嬉しい出来事でした。


コチラの記事にミニミニサイズ写真があります。
鳩が嫌いじゃなかったらドウゾ♪
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