色 diary...

 day by day。


これは
去のお話。


それにしても
6年という月日は
あっという間で
長いようで短い。

大切な想いさえも
風化しちゃうものだね。


都市高がのびたおかげで
6年前とは
比べものにならないくらい
変わっていた。

こんなにも
変わってしまった
あの場所を

きっと
君も知らないのだろうと
思うと………


無性に知らせたくなったけど

それは絶対的に無理な話で。


いつも走ってた
道路の上に新しく都市高。

新しいコンビニ。

潰れたコンビニ。


でも

君がよく勉強してた
珈琲館はまだ残ったよ。

あとは
家電屋と自販機も。


懐かしくて
淋しくなった。

帰りの都市高で
夜景眺めながら

今まで溜まってた分を
撒き散らかすみたいに
思い出していた。

昨日の夜街といい
君を思い出すものが
多すぎた。



階段を上りながら
顔上げて笑顔みせてくれた。


何度も何度も
飽きるくらいに
好きだと言って。


優しかった。

旅行に行って
美味しいご飯食べて
水族館で
二人してクラゲばっか眺めてた。


本当。

色んなとこ
一緒に行ったなー。

私だと相手にならないとか
文句言って
キャッチボールした公園。


下手くそな歌を
携帯マイクに
ベッドをステージにして
楽しそうに歌う姿とか

本当は
すぐに思い出せちゃうんだ。


君が暗い部屋で
泣いてて

私は雨の中
タクシーで駆けつけて
ベランダから
君の部屋まで
よじ登ったこと。


SEXのときの
イっちゃってる眼差し。

それが快感だったのかな。

君の触り方とか感じ方
思い出しちゃうよ。


そんな思い出の場所に
珍しく来ちゃったのが
いけないんた。

ねぇ。

私はきっと
君が心配するような生き方

今はしてないよ。


しっかり働いてる。

しっかり生きている。


夜街で始まった
恋だけに

悲惨な終わり方だったけど。


君と過ごした
春の3ヶ月は

6年経った今でも
私には
大切な思い出だよ。


だから
謝らないでね。


こんな結果や
悲しい時期が
あったと分かっていたとしても

私は
君と一緒に過ごしたい


強く強く思ったはずだから。


もう好きじゃないよ。

忘れられないだけ。

思い出として

忘れたくないだけ。


今夜は風が強いね。

君と過ごした3ヶ月も
こんな風に
風が強い日があったね。


またいつでも
出てきてね。

思い出だけは
美しいから。


◆natsu◆



2012/03/25 01:05
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