話題:妄想を語ろう
「あぁ、ダウンしたか」
流れで預かった女性‥イルミが初めての先生とは。
「仕方ないなぁ」
応接間のソファーに寝かせ、彼女の回復を待つ
待つ、待つ‥
「イルミ、ちゃんと手加減したのか」
「あ‥おかえり」
厄介な案件の仕事後でも、 普段の涼しい顔で其処に居た
シルバ
「うーん‥手加減したんだけどね」
目覚める気配は無い
(‥父さん?)
彼女が眠るソファーの前に跪くシルバ
徐に
彼女の額に口付けた
「‥!?」
気を与えていた
与えていた‥
―街・レストラン
「珍しいね◇呼び出しなんて」
「‥今の話だけど、おかしいよね」
「このパフェのチェリー貰ってもイイ?」
「あぁいいよ。それよりさぁ‥気を与えるなんて、手でも出来るんだよ。おかしくない?」
「食べないなら、このドラゴンフルーツも貰うよ☆」
「あぁ上げるよ。なぁヒソカ」
「別に。その直後目が覚めたんでしょ‥良かったねェ◇」
「ちょっと待て、蜜柑は上げないよ」
「ちぇっ◆」
「俺が一任された筈なんだけどなぁ‥」
それは
小さな小さな
嫉妬の芽生え