紅茶一杯。



コウノトリとモブ
2016年10月7日 11:22

話題:妄想を語ろう

※モブサイコ100妄想注意
※モブの性知識〜その後

「師匠、今日師匠の家に泊まっていいですか。」
「え なんで?」
「……明日、出張依頼じゃないですか。最近、ちょっと寝れてなくて。」
「またなんか抱え込んでんのか。」
「えぇ…まぁ、はい。なので、明日起きれる自信がなくて。」
斜め下を眺めながら言うモブ。ちょっと考える素振りを見せてから、
「しょうがねーな…明日は遅刻出来ないしな。じゃあ親御さんに連絡しろ。あ、着替えとかどうする?」
って師匠がモブを見たら、お泊まりリュックを受付の陰から引っ張り出すモブの姿。
「準備済みだと…?」
「連絡はすでにしてあります。良かった、断られなくて。」
ホッとしてるモブに、呆れる師匠。
帰る途中で夕食と朝食を買う。食事して風呂入って歯磨きして。
「じゃあモブ、お前ベッドな。」
「え、一緒に寝れますよ。」
「狭いだろ。ていうかキツいだろ、絵面的に。」
「でも一緒に寝ないと意味ないですし。」
「…………………………………………なんの?」
冷や汗が出る師匠。
「コウノトリ。」
嬉しそうなモブ。
「諦めてなかったのか……」
「前回は駄目だったけど、今回は多分いけます。」
「いかねぇよ。いってたまるか。」
「大丈夫ですって。秘策があるんですよ。」
ゴソゴソとリュックを漁るモブ。
「待てモブ、秘策とかの前に……ってなんだそれ。」
「餌です。コウノトリの。」
自信満々のモブ。
「いや……え?」
狼狽え始める師匠。
「調べたんです。律も手伝ってくれました。この餌で絶対コウノトリ寄ってきます。……今度こそ、来ますよ!」
目がキラキラしてきたモブ。
「いや、待て待て。なんで呼ぶこと目的になってんだよ。てかそんなモンに弟を巻き込むなよ。」
「律、楽しそうだったんですけど…ダメでしたか。」
ええ…ってちょっと引く師匠。
「なんか凄い笑ってましたよ。目が据わってました。」
「それ多分ダメなやつな。帰ったらちゃんと謝っとけよ。」
「え…そうなんだ…悪いことしちゃったな。」
しょんぼりするモブ。の手からサッと餌袋を取り上げる師匠。
「じゃあ、もう寝ようぜ。寝坊したら意味ないからな。」
「餌…」
師匠の手にある餌袋を取り戻そうと手を伸ばすモブ。取れないように更に掲げる師匠。
「子供は寝る時間だ。」
モブの胸を空いてる方の手で抑えて、ベッドに押し戻す師匠。
「…師匠は寝ないんですか。」
「お前が寝たらな。」
「寝坊しますよ。…僕が。」
「お前かよ。寝ろ、今すぐ。」
恨めしそうに師匠を見るモブ。スルーする師匠。
「………手を。」
「ん?」
「せめて、手を……握っていいですか。」
「おぉ…モブ君。ホームシック?」
ニヤリと笑う師匠。
「ダメですか。」
縋るような視線に、溜め息をつく。モブの手を握る師匠。
「寝るまでな。」
「ありがとうございます…」
早速ウトウトしてるモブ。

「…取れない。」
がっちり握られてて寝る予定のソファーに行けない師匠。流石に寝ないとやべーぞと焦る師匠。しかし無理に外したら起きるだろうなってくらいにがっちり掴まれてる。
「モブめ…こういう事か。」
仕方ないのでベッドに入る師匠。モブがいい具合に温くてすぐ寝落ちる師匠。

翌朝、師匠が目を覚ましたら隣ですやすや寝てるモブ。寝ぼけた頭で起きたら、自分の寝てた頭上にコウノトリの餌。
「……野郎。」
顔を引きつらせる師匠。モブを見たら、物凄い期待の眼差しで見てきてた。既に起きてたモブ。
「お前なぁ」
「おはようございます師匠。赤ちゃん来ましたか。」
イラッとしつつ、腹をさする。
「…残念だったな、来てない。」
ニヤリと笑ってやる師匠。そんな…って落胆するモブ。
「高かったのに…」
「まぁ相性とかも有るしな。案外俺とモブは、そういう相性は無いのかもな。」
「そういう相性とかって、あるんですか。」
「まぁ そりゃ、あるだろうな。」
「……ちなみに上げる方法は…」
「知らん。」
ほら起きろ飯食うぞ、って逃げる師匠。なんとかして『そういう相性』を上げようと決意するモブ。


書いてから調べたらコウノトリの餌ドジョウ(など)だった。枕元にドジョウ入った器とかあったらキッツイですね。生臭いお目覚めとか割とヘビー。


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モブサイコ100




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