23/07/11 09:41 (:自分用メモ)
袴田事件。


昔から常に気になっている事件なんですが、

やっと出所出来たときは、テレビ放送をみながら本当に良かったと思いました。

それでも完全なる無罪という風にいつまで経ってもならなくて、

本当に気の毒でなりません。

昨日ニュースで検察が再審公判で有罪を立証する方針を発表したと知りまだそんなことを言っているだなんてあまりにも変ですし、
不快に思いました。


弁護団は強い憤りを感じていると書いてありました。


今まで他にも過去に幾つもの(杉山さん事件やゴビンダマイナリ事件など)冤罪事件がありましたが、


袴田巌さんの場合は半世紀もの間、獄中に入れられていたわけですから、

本来の人生を返してあげてほしいです。

子や妻と別れざるをえなくなり、両親も亡くなり、お兄さんも亡くなり、

お姉さんが一緒に暮らし世話をしていらっしゃるようですけれど、

姉の秀子さんも今年90歳を迎えたとか。

テレビに時々映りますが、とても若々しいかたでテキパキ動けていらっしゃいますが、それでも90歳は大変な高齢です。

1966年巌さんが30歳の頃にあのようなことになってしまい、お姉さんは欠かさず面会に通い弟の無罪を信じ続け支え続けてこられて、凄いとしか言いようがありません。

支援者の方達の支えもあり、現在は毎日の散歩の見守りやドライブに連れて行ってもらったり普通の暮らしが出来ているようですが、

あまりにも長きに渡り普通の生活を奪われたわけで、

むしろ元の事件の内容より、とても残酷な冤罪事件て思ってしまいます。

事件内容は昭和41年静岡県(当時の清水市)で味噌会社の専務一家4人が殺害されたわけですが、

当時味噌工場で働いていて、そこの寮に住んでいた袴田さんが疑われてしまったということで。

警察側に明らかに捏造された内容が多いとのことで、ずっと無罪を訴え続けてきたわけでした。

ボクシングをやっていたから1人で4人を同時に殺害出来るはずみたいなことを言われたらしいですが、

被害者はかなりの傷だったらしく、

いくらボクシングをやっているからって、

強い恨みもないのに1人で同時に一家4人をさして

人が1人すら通れもしない柵の隙間のようなとこを逃走経路に使用したとか、、

そのようなデタラメをでっち上げられて犯人に仕立て上げられてしまうなんて、

どれだけ悔しかったことでしょう。

私がこのような事件があったと知ったのは何かの番組で映画『ザ・ハリケーン』というデンゼル・ワシントン主演の、無実のボクサーが主人公で実話に基づいた作品をテレビ放送で見た時に、

実は日本にも無実の罪で獄中に今もまだ入っているボクサーがいるのだと紹介されていたのがキッカケでした。

袴田さんはハリケーンカーターに励ましの手紙を書いて送ったそうで、

カーターは映画にもあるようにとても優しく勇気ある人たちに助けられ、出所することができましけれど。

その後カーターさんも『フリーハカマダ』というメッセージを出していたり、

輪島功一さんをはじめ多くの日本の元世界チャンピオンボクサー達も応援していました。

私は観ていませんが、高橋伴明監督による『BOX』という映画も制作されています。

監督もですが、制作スタッフも日本を代表するベテランスタッフばかりなのだとか。

その映画は、袴田事件を基にした、ある判事の物語だということでした。

観ていないので詳しくは分かりませんが、

たぶん熊本弁護士のことではないかと思います。

第一審の主任判事だった熊本さんは判決のとき死刑判決にしてしまったことから、

何としてでも自分が助けなければという強い想いから、裁判官を辞めて弁護士になった男の苦悩を萩原聖人さんが演じているようです。

前にTSUTAYAで見かけたことがありましたが、その時は借りませんでした。

でも1度は観てみたいと思っています。















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