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month:2022-10


ヤンマガネタバレ 196話 須藤京一 世界に毒を吐く
2022/10/18 00:48
[ヤンマガ]


MFゴーストが苦手な方は読まないでね。

ずっとエムゴキャラマンセー、凄いです要員だった京一、ここにきてタイトルから「須藤京一、世界に毒を吐く」ですよ。
いったい何を( ゚Д゚)…と戦々恐々としながら待った二週間、ついに読みました。
最初はエンジェルスのオニャノコ尻はみシーンで御大のガス抜きをして、そして実況田中のテンション高い説明、そしてこの混乱レースの最大原因はと京一。カナタの参戦がいい影響を与えたとのこと。
そりゃね、そりゃあ…主人公だしね。

それからなんですが、なにやら京一が突然。上祐くんにも許可を得ている、まだ公式には発表されていない話をすると。
それはドイツの大手が来シーズンセミワークスで参戦を表明なんですね。ベッケンクラスの強豪二人が来るだろうと。
それからその話は田中の「なぜこのEV時代に今更内燃機関のローカルレースであるMFGに触手を伸ばしてくるんでしょうか?」からの。
京一、止まらなくなります。
「世界的に人気なMFGへのメーカーのイメージ戦力の一環」「新興国における新規ユーザー獲得」「我々は来るもの拒まずとも個人的にはふざけた話」
「EVシフト推進は環境問題より先進国同士の経済戦争」「その根底は日本国内の自動車メーカーの環境対策技術が世界を陵駕」「SDGsもただのキレイごと、電気を作るのにCO2が」「(世界の)急ぎ過ぎる電動化は日本メーカーのアドバンテージを帳消しにする思惑」「自動車がつまらない時代に」「車が重いのはよくない」
そこでMFG本部の史浩。
「おいおい須藤…この中継は世界にAI翻訳でライブ配信されてることを忘れるなよ」
なのに京一
「電気自動車なんて私に言わせればゴミです」と。
史浩の手書きセリフ「ひゃーやめてくれー」がwwwそこで終わりますが、本誌柱に「エンジンを回せ。それがクルマってもんだろ」とグレーの文字と、「上祐の心配をよそに車を愛する一人の男として須藤京一は静かに、そして猛烈に怒っている」との文言が。

京一…私……いったん落ち着こうか…

ふう…。これ、この持論はイニD当時や昔の車世代のある種の代表意見だよね。トヨタ社長なんかめっちゃ熱く語ってるし、締め付けが来るなら内燃機関を持つ車を作りつつ、全てに対抗してやるぜ!と言ったあの名場面と名高いショーを思い出す。
本当に、車を愛してるしラリーもどんどんやってるし、日産でさえまだ踏ん張ってたのを、三菱は社長が交代したらとっととラリーを手放しエボを無くしたり…。そして京一が吼えてた世界的なEVシフト。これも蓋を開けたら環境にも優しくないし、実用的でないのが昨今の問題になってますね;;

うん。しげの御大は一時期車を描くのも嫌と言っていたけど、車自体にはちゃんと感心があったんだなあとも思えました。嫌々描いてる、車漫画がどうしても受けるからそうなんだろうとどっかで思ってましたし、そういうのも無いと言えないとも思いますが、やはりあの時代を通り過ぎ、さらに日本の車文化に大いなる貢献をしたであろう御大ならやはりそういう懸念、疑問、憤り、いろいろあったんだなあって実感できました。
渉でもなく京一に代弁させるってのが、京一自身を確固とした信念を持った男とし、若い頃から一貫していてそのままMFGを引っ張って行ってる重鎮と御大はしているんだなあと思い知りました。

京一は一般のファンの間でも涼介に弱い男としての認識が多いし、腐二次でも涼介の尻に敷かれ、セックスだけはめちゃ強いヘタレ攻めに書かれたりするのが多いです。
皇帝らしく強くて涼介を守るような京一より、いつも嫌味満載で強引な涼介に腰が引けて涼介のことが苦手そうな京一。昔からずっと見て来た身からすれば、剛毅でしっかりとして、プライドもある大きな男として御大が評価し、描画されてるのが本当に嬉しいです。
世界に向けてある種の宣戦布告をする京一、その意思はほぼ涼介と変わらないと思います。世界的に注目されてるとはいえ、MFGはまだまだローカルレース。変わり種のマイナーレースです。レース内容は私自身はハイドロトラップやジャンプ台などに疑問を拭えないんですが、変わっていく自動車業界に向けたものでもあり、ノスタルジーな懐古趣味には終わらないものに仕上げたのかなと思います。ドローンとか世界配信とかね。(毒ガス設定はどこ行ったのかわかんないけどね、その設定いらんやろと思います。メットもマスクもなしで事故したら…。涼介の主催なら外科医がなにやってんのってなるしね。)
京一の持つ信念、EVはゴミ。だけどそれを発言する根底に車を一人の男として愛し、エンジンを回すのがクルマだ!という熱い思いがある。
そこは涼介とも同じだと思います。もしかしたら、MFGでも一番それを主張してる頑固者は京一かもw涼介も笑いながら頷きそうです。
京一、変わってないな。涼介に面と向かって「おまえは間違ってる!」と言えるのは京一だけだもんな。それに対して下手に受け止めずに涼介も全力で対抗する。それができる相手なんですもの。
もうこのMFGは涼介の夢と京一の信念の結束で出来上がったと言ってもいいくらいだと思ってます。いやいや他のメンツもきっと京一みたいな意見を…と思いますが、それを全世界に主張できる男は須藤京一で、それができる立場にいて、実際にそうしたのだということです。

もうこれは世界に向けた涼介へのプロポーズにしか見えません。世界を敵に回しても涼介や自分が追った夢を守る京一のプロポーズ…。おこがましくも私の作品のAffairシリーズやToMobileにも書いた「否定される涼介を守る、京一だけは涼介を全肯定する」を実現させた回だった。私にはそう見えています(真顔

ということで長くなりましたが、私は幸せです!






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