2013.11.13 /ライトノベル
君のための物語
著者/水鏡稀人
発行/メディアワークス
レーベル/電撃文庫
華やかさとも成功とも無縁で、幸福や繁栄は手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。ひょんなことから死にそうな目に遭った私を救ったのは、奇妙で不思議で美しい「彼」……レーイだった。
出会いと喪失をいちどきに運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして「彼」を追う魔術師――私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれ、そして――?
第14回電撃大賞〈金賞〉受賞。「彼」と「私」をめぐる数奇な運命を綴った物語。
2013.11.13 /推理小説
マレー鉄道の謎
著者/有栖川有栖
発行/講談社
レーベル/講談社文庫
旧友、大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6段。
2013.11.13 /児童書
ラベルのない缶詰をめぐる冒険
著者/アレックス・シアラー
訳/金原瑞人
発行/竹書房
缶詰に入っていたもの。
豆、オリーブ、スイートコーン、ニンジン、スープ(当たり前)
……金のピアス、イニシャル入りの指輪(?)
そして(!!)
2013.11.13 /児童書
フリッツと満月の夜
著者/松尾由美
発行/ポプラ社
夏休みを港町で過ごすことになったカズヤ。月の光と不思議な猫に導かれ、彼が知ることになった「秘密」とは――。
小説家の父とデザイナーの母、食堂「メルシー軒」のおかしな息子とその両親、お金持ちで偏屈な老婦人、そして、猫……。
個性的なキャラクターが満載の、ひと夏のさわやかミステリー!
2013.11.13 /児童書
ハンナの記憶
著者/長江優子
発行/講談社
「おばあちゃんはハンナに会いたい?
ハンナ・フォックス。
おばあちゃんの親友。おぼえてる?」
2013.10.15 /その他
最初の刑事
ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件
著者/ケイト・サマースケイル
訳者/日暮雅通
発行/早川書房
1860年、ヴィクトリア朝時代の英国。
6月のある朝、のどかな村にたたずむ屋敷〈ロード・ヒル・ハウス〉の敷地で、当主の3歳の息子が惨殺死体となって発見された。
殺された子どもは施錠された屋敷内にいたはずだった。犯人は家族か、使用人か?世間が注目するなか、捜査の任についたのはジョナサン・ウィッチャー警部。1842年にスコットランド・ヤード刑事課が創設された際に最初に刑事になった8人のうちのひとりで、ずばぬけた技量を持つ敏腕刑事である。
優れた推理力をはたらかせ、事件の謎に迫るウィッチャー。しかし、非協力的な遺族やプライバシー神聖視の風潮、加熱する報道、さらには刑事への偏見もあいまって、事件は数奇な道すじをたどる――
ヴィクトリア朝英国を揺るがし、後に数々の探偵小説が生まれるもととなった幼児殺害事件の驚くべき真相とは。
当時の特異な世相をも迫真の筆致で描き出す圧巻のノンフィクション。
-エムブロ-