@ホラーサスペンス(製作国:日本)
・精神的や土着的な不気味さ
・ゲームとは別物と覚悟してみるべし
・やや消化不良な点あり
・阿部寛の無駄遣い
PSゲーム「SIREN」が原作の映画。
ゲームの内容を知らなくても見れます。というか、殆ど違います。ゲームの登場人物は出ませんし、舞台も違います。
阿部寛がすごくいい味出してます。上手いのに、冒頭出演だけは何だか勿体無い。
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追記は感想につき、ネタバレ注意!
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【感想】
私は原作ファンなので、1回目見た時はなんじゃこりゃー!って、ちゃぶ台ひっくり返したくなりました。
最後の方で赤い空に鉄塔が聳え立っている構図と、サイレンがなる部分くらいじゃん、原作と一緒のところ。
こんなのSIRENじゃないよおおお。
でも、ゲームとは別物だと思ってみたら、まあまあ面白い事に気付きました。
まさか、そんなオチだとは思わなかった。ゲームが原作だと思って見ていたから余計に。予想不可能のどんでん返しですよ。
ゲームが原作というミスリードにまんまと引っ掛かったという。
まあ、弟は主人公の幻覚はいいんだけど、矛盾箇所は結構残ります。
赤い衣の少女は誰か分からないし、犬の失踪も謎で、島民はともかく父親に襲われたのも謎。
人間の脳や精神は複雑でいて簡単に騙せて目の錯覚が起こりやすいとしても、物理的に襲われる幻覚ってあるのかな?
映画単体として見れば、予想できないオチと最後で、面白いと思います。
というか、私含めた原作ゲームファンには酷評のようですし、SIRENが原作という部分はいらなかったし、なんならなかった方が評価良かったんじゃないでしょうか。