@ホラー(製作国:アメリカ)
・メインの登場人物は少なめで、死亡者も少なめ
・役者さんがどれもいい
・余計な描写はないので、最初から最後までダレることはなかった
・死亡シーンはあるが、過激度はやや低め
・それだけはヤメテぇぇ、修繕費がぁぁあ
・oh.ママン……
電気を消すと、"それ"が来る。な映画です。
ネットで発表し話題となった短編Lights Outを、長編映画化した作品。
グロテスクの度合いや死亡回数はかなり低いので、ホラー初心者でも見ることが出来ると思います。登場人物も少なめなので、把握しやすいです。
鑑賞済みのホラー映画覚え書き一覧は
こちら。
追記は感想につき、ネタバレ注意!
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【感想】
全体的にいいテンポで、引き付けられます。
ホラー映画って、冒頭に仲のいい数人グループや家族が集まり、ノリのいい音楽が掛かる車でキャンプ場に向かったり、イキッた男女がはっちゃけたりするところから始まるのが多い気がするのですが、この映画は日常の中でいきなり本題から入るので、序盤から引き付けられました。
ホラーにありがちな"登場人物の行動にイライラする"といったことがない。途中も余計な描写がなく、最初から最後まで集中しやすい。
襲ってくる怪物の正体は判明するのですが、結局実体があるのかないのかは、ちょっとわからなかったです。
幽霊でもないし…でも住んでいるみたいな描写はあるし…まあ、この手のホラー映画でそれを考えたら負けです。面白かったから良し。
気になった点が一つ。
レベッカには、ブレッドという親しい男いるようで。
しかし2人の間はかなりの温度差が。付き合って8か月と思っているブレッドと、「え? 誰が彼氏?」な反応のレベッカ。
大人の行為が終われば、レベッカはブレッドを家に泊めずに追い出す。(婚前だから???)泊めないというルールを自分の中で決めているようですが……、付き合ってないとするとこれってセフレじゃん?
泊めるのは駄目で、セフレはいいんかーい。
チャラ男だと思っていたブレッドが、実はめっちゃイイ奴で、すごくよかった(笑)
ストーリーの展開は、予想がつきやすいです。電気消えるんやろうなぁとか、この警官絶対殺されるやつやと思ったら、案の定。
でもそれを上回る面白さがあります。登場人物はいい人ばかりで、あまり苛々しないので純粋にハラハラ出来る。
残念なのは、"それ"には正体があったのですが、死んだダイアナだったのですけど、それが判明してもいまいち意味不明で……。彼女の目的もいまいち。
もう一層の事、ただの幽霊でしたとか正体不明だった方がまだ良かったかもしれない。