2月22日は、にゃんにゃんにゃんの日!
ということで、何か小話でも書きたくて確保していたのですが、無念……!
今、連載の加筆修正をちょこちょこしています。
復活までもう少しお待ちいただけたら嬉しいです。
──もし、皆が同じ学校へ行っていたら?
概要と設定
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01] [
02] [03] [
04]
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*現代学園パラレル/コメディー
*会話文
トーマ
「フェルゼン、あの留学生に惚れているだろ」
フェルゼン
「惚れていない。煩くて面倒だから女は嫌いだ」
トーマ
「いやでもお前ずっと脚見てるし。今も見ていただろ」
フェルゼン
「……」
トーマ
「……惚れた事は即否定しても、脚をガン見していた事は否定しないんだな」
エドワード
「フェルゼンを余り揶揄うなよ、トーマ。フェルゼンが脚フェチだろうが黒タイツフェチだろうが拘りは人それぞれなんだし、別に何だっていいじゃないか。それにいくら女が嫌いと言っても、フェルゼンは男なんだ。性欲だってあるだろうし好きになる事くらいあるさ」
トーマ
「その悪意のない爽やかな笑顔でサラっと言うな。お前のそれはフォローになり切れてない。俺の言葉よりもエドワードの無自覚で人の良さげな言葉の方に、フェルゼンがダメージを受けてしまったじゃないか」
エドワード
「それに留学生は俺も凄く可愛いと思うよ」
トーマ
「そうか? 俺は年下には興味ないから」
エドワード
「そういえば、トーマは年上好きだったな。それもかなり」
トーマ
「経験豊富な年上の女性がいい。強いて言うなら養護教諭とか、お前の母親も未亡人だったら範囲内だな。ただし人妻はNGだ、後が面倒くさい」
フェルゼン
「俺の机の周りで昼間からそういう話をするのは止めろ」
(ねえねえ、見て! イケメンが三人揃ってる!)
(真剣な顔をして何の話しているのかしら!)
(きっと予習の話よ、目の保養だわ!)
fin.
やはり、サイト一周年は何もできませんでした……!
前日までは覚えていたのですが、案の定当日すっかり忘れていました。
相変わらず、寒気と戦っておりエアコンを付けていません。
寒い!
手が悴む!
こんな時に限って、ホットカーペットと布団乾燥機が壊れたという。
寒いからホットカーペット買いに行きたいのに、寒いから家から出たくない悪循環です。
──もし、皆が同じ学校へ行っていたら?
概要と設定
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01] [02] [
03] [
04]
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*現代学園パラレル/コメディー
*会話文
イヴァン
「ルーイヒ様の学園生活には問題はないか?」
セシル
「あの性格と見た目なので女性たちの中ではどうしても浮いてしまい、女生徒と仲良くするのはかなり難しいようです。しかし委員長グループに気に掛けて頂き、なんとか」
イヴァン
「エドワードのグループか。フェルゼンは女嫌いだから女性だと思い込んでいるうちは大丈夫だとして、問題はあとの二人だ。エドワードは真面目だが案外手も早いというしトーマは問題あり過ぎるから、不純交遊関係になられては困る」
セシル
「ルーイヒ様は相手の見た目で判断なさらない素晴らしい御方ですので、あのイケメン三人のことなら眼中外でしょう。ルーイヒ様の好きなタイプはなんというか……私共凡人には理解し難い、とても残念な──いえ、そのとても……斬新奇抜な好みでして」
イヴァン
「相変わらず男か」
セシル
「はい。実は非常に申し上げにくいのですが、既に意中の相手がいらっしゃるようですね。ジャンという名の男ですよ」
イヴァン
「え?」
セシル
「ジャン先生」
イヴァン
「え?」
セシル
「ジャン・ヨーク先生ですよ。化学担当の」
イヴァン
「え?」
セシル
「今のは聞こえましたよね。現実逃避したいお気持ちはお察し致します。しかし、ルーイヒ様はそれはもう彼に夢中です」
イヴァン
「ジャンとは、運動神経が絶望的に悪く鼻息が荒くて小太りな、あの実験室から出てこない根暗のジャンか。しかも彼奴は確か重度のアイドルヲタの上、不細工の分際で超絶面食いだったと」
セシル
「よく御存知ですね。全て悪口な気がしますが、左様です」
イヴァン
「ルーイヒ様は黙っていれば美少女に見え好条件な相手を選べる立場であらせられるというのに、なんという悪食且つ悪趣味なんだ……嘆かわしい」
fin.