0824 15 : 40
回転ドア


先日誕生日でした。
めでたく、はたち。

友達がくれた、誕生日プレゼントは一冊の本でした。

「めじも、ほむらさん、好きだったよね」って。
文庫本の、小さな歌集。
「回転ドアは、順番に」



穂村さんと東さんの、恋愛問答歌。
ひとつひとつが優しい、何気ない歌なのに、
ことばがぐるぐる渦巻いて、少しずつ大きな歯車が回り始める感じ。

胸がきゅうきゅう締め付けられて涙がぶわぶわ止まらなくなって
少しだけタカクラくんに会いたくなった。

こんな気持ちになったのも
こんな気持ちになるような本に出会ったのも
ほんとうにはじめてで
不思議と足元がふわふわ、しています。

「天沼のひかりでこれを書いている きっとあなたはめをとじている」

手紙を書くときの気持ちを思い出す。
本を読んでいたら あいたくなって
なんて、恥ずかしくて絶対 絶対言えないけれど。

comment:0







-エムブロ-