言ノ葉あつめ

架空世界の図書館 〜あるあるネタと空想を書いてみる〜
2010/08/14  

話題:図書館

図書館ってワーッと騒ぐ楽しさとは違うけど、なんだか無性にワクワクします。

現実の図書館にもよく行くけど、創作物の中に出てくる図書館も好きですね。
ゲームだったら、そのマップをずっとぐるぐるまわっていたり。

そんな創作物に出てくる図書館(図書室や書斎、蔵なんかも含もうかな)にありそうな事、あったら面白そうな事をメモしてみました。



本の中に魔物が住んでいる
魔物以外にも、幽霊、本の中に封印された人間、妖精、悪魔、天使などの例もある。
本を燃やされる事を懸念して、火を恐がるのもよくある例。

特定の人間でないと開けられない、読めない本がある
何か魔法のような特別な力があるとか、血筋が関係する、その人物にしか見えない文字・インク・魔法で書かれているなど。

不思議パワーで開ける以外には、特定の人物だけが読める文字である、暗号で書かれている、本を開ける為の鍵が必要など。

本の中の世界に入る、引きずり込まれる
本自体に不思議な力がある、もしくは本の中に入る力を持っている道具や人間がいる。

本の中の世界だけでなく、違う世界へ続くどこでもドア的な代物の場合もある。
本の中に入った人間が中で行動した事が、本の文章や挿し絵に反映されたりなども。

隠された事実が書かれた本がある
世界を揺るがすレベルのものだったり、その家系や地域にとって重大なものだったり。
内容は歴史・神話・伝説に関する事や、魔法や生物や人物、特殊な言語などなど。

逆に重大だと思わせて、どうでもいいカミングアウトが書いてある場合もある。

魔術を使う為の鍵になる魔術書がある
呪文が書かれていたり、自然と魔法の使い方が頭に入ってくる、何か意思のあるものが現れてその人物に教える、その意思のあるもの自体に魔法の力があってそれを操るなど様々。

本に書いてある文字が本から飛び出して動きまわる
なぜか生き物のように意思を持って、空中を飛び回ったり、本を這ったり。
アナグラムのように意味のある単語に入れ替わったり、ただなんとなく飛び回っていたり。

本の文字を食べる、盗む不思議パワーのある人物や生物がいる
そいつが文字を食べたり盗むと、本自体は傷ついてないがなぜか文字だけ消えてゆく。

本ごとぱくりと食う強者もいる。

それらによって腹を満たしたり、何らかの力をつけたり、情報を取り込んだり出来る、というのがよくある。

本の中身がくり貫かれ、別のものが入っている
麻薬や銃・銃弾など裏社会のかほりぷんぷんだったり、どこかの鍵が入っていたりなど、バレるとまずいものや、大事なものが入っている。

ストーリーが次の展開にいく為のネタ・伏線である事が多い。

本棚をずらすと隠し部屋への道や扉がある
貴重な本や物、物語の鍵になるような情報や秘密、その部屋の主の手紙などが発見されたりしますよね。
ずっと人が踏み入れてない場合もあれば、現在進行系で秘密基地のように使われていたり。

場合によっては普通の部屋どころか、お偉いさんたちのいる城や議事堂に続く避難通路だったり、異世界に続いてたりする。

本や図書館が焼き討ち、破壊される
現実にもあるけれど、その地域を支配する権力者が入れ替わった時や、侵略者が現れた時に、思想に反する・今の政権にとって危険だと判断して、貴重な書物が狙われる例。

歴史や思想、反政府的・道徳に反するとされる芸術・文化などの書物、都合の悪い民族の言葉が書かれたものや、解読に繋がる辞書や辞典など。

どっぷりファンタジーの世界なら、魔法の力がある本などもその対象になるかも。

大きな権力を持つ団体以外にも、個人的な私怨や企みが理由の場合もあるかな?

本の間に物語の鍵になる落書きがあったり、紙などが挟まれている
たまに図書館の本に落書きされてたり(いけない事です)、メモが挟まれてる事がありますよね。
意味深なイラストや暗号や文章が書かれていたり、どこかの連絡先や何かの地図が挟まれていて、気になった登場人物がそれらの謎を解くとかがありそう。

本を取ろうとしたら、違う人も同じタイミングで取ろうとした
そして重なる手、譲り合い、これをきっかけに会話。
みたいな。

恋愛物だと、ここから二人の関係が発展したりする。
実際にこれと近いものを何度か経験した事があるけど、なんだか気まずい空気が流れるか、共感したもの同士独特の和やかな空気が流れるかのどちらかでした。

なんとも思わない例も普通にありそうだけれど。

図書館で名物になっている利用客、司書がいる
良い意味だったり、悪い意味だったり。
そいつに会うために図書館に来ているという事もあったり。

どちらにしても、物語という世界の中では目立つという事はそんなに悪い事じゃないと思う。

主人公から見て良い印象→好きになる、仲間になる
主人公から見て悪い印象→嫌いになる、敵になる

という展開以外にも『実は悪い人だった、良い人だった』というものや、最後まで善悪で判断出来ないトリックスターだったりと色々。

古代から存在するなど、とても長い歴史がある
ファンタジーものによくある。
古くから続いている、という要素でロマンは倍増。

王室や政府、宗教団体などが作った図書館は、現実でも政権交代や暴動や侵略がなければけっこう長く続きそうだし、逆に権力がひっくり返った時は狙われやすそう。

狙われない為に、図書館そのものが隠れ里のような場所に建っている、滅びたとされた古代人が細々と管理していたり、完全に遺跡化していたりなどもある。

ファンタジーだったら隠された歴史や古代の魔法が書かれた魔術書、隠し部屋や隠し通路、謎の巨大魔法陣とかがあっても驚かないし、言い伝えにある古代の図書館へ行き、魔術書を手に入れてこいなどと言われても違和感がない。

 
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