「P、お前カッコいいなあ」
「何、急に」
「今月の」
「ああ、何、お前そういうのチェックしてんの?」
「貰ったの」
「なあ、俺とお前、どっちの方がカッコいいかな」
「何、どうしたの」
「ね、これ、見てよ」
「お前のページ?凄いじゃん、一人で」
「カッコいい?」
「あ?ああ」
「カッコいいって言ってよ!」
「何なの」
「いいから!」
「カッコいいよ」
「心がこもってない!」
「何なんだよ!」
「だって」
「そんなにカッコいいって言われるの好き?」
「大好き!」
「だってそんなの、女の子に散々言われ慣れてるだろ」
「言われ慣れてるけどさ」
「飽きるほど」
「飽きねえな!」
「可愛い奴」
「可愛いはやめろ。ぶっ殺すぞ」
「おーこわ」
「いいもん。女の子に言わせまくるから」
「ふうん」
「あれ?あれ?焦った?」
「ふふん」
「え?」
「Jはぁ、女の子にカッコいいって言われるのと、俺から好きって言われるのどっちが好き?」
「……P!」
「何、その間」
「嘘!嘘!Pがいいの!」
「ふふん」
「でも俺はカッコいいだろ?」
「カッコ悪いお前も好きだよ」
「……俺の負けだよ」