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小学生日記2

クラスメイトが楽しそうにはしゃぐ。
わたしは独りでいた。
わたしはずっと独りだった。
でも寂しいなんてことはなかった。
それが、クラスメイトより美しく生まれてしまった自分の運命だと、何の不思議もなく信じ込んでいた。
実際わたしより美しい子はいなかったし
クラスメイトがわたしに近づけないのは、その差が絶対的なものだったからで
それを気の毒にさえ思った。
そしてわたしにも、彼らと仲良くしようという気は微塵もなく
美しくないものを疎ましくさえ思い、避けた。
自分の特別さを、強い自我に組み込んで離さなかった四年生の夏。
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