濃厚接触者の行動制限の見直しなど 大阪府がコロナ対応で会議 感染症と経済の専門家が出席

6/14(火) 19:22
関西テレビ

大阪府は新型コロナウイルスの今後の対応について、専門家を交えた会議を開き、濃厚接触者の隔離の緩和を、国に求める方針を決めました。

14日午後6時から開かれた専門家会議には大阪府の吉村知事のほかに感染症と経済の専門家が出席しました。

新型コロナの濃厚接触者について、現在はワクチンの接種の有無にかかわらず、1週間隔離される事が決められています。

会議では濃厚接触者の行動制限などについて、重症化リスクのある高齢者施設などを除いて感染対策を取る前提で行動制限を緩和するよう大阪府から国に見直しを求めていくことを決めました。

また、新型コロナの治療に対応する病院が限られている現状から、府内の全ての医療機関で治療などを行う「オール医療体制」の構築に向けての課題も話し合われています。

また会議の冒頭では吉村知事はコロナの感染症法上の分類が「SARS(サーズ)」などと同じ危険度が2番目に高い「2類」相当であることについても、見直しが必要との考えを示しました。