為末大氏 コロナ影響で自殺者8000人増に危機感「大変深刻」「20代が最多」

8/17(水) 13:50
東スポWeb

 スポーツコメンテーターの為末大氏(44)が17日、ツイッターを更新。新型コロナの影響で自殺者が急増している現状を危惧した。

 為末氏は2020年から今年6月にかけて、新型コロナの流行の影響で自殺が約8000人増えたという記事を引用した上で「大変深刻です。コロナ対策の影響として考えに入れるべきです。亡くなっているのは20代の方が最多です」と警告を発した。

 さらにこれまでの経緯を振り返って「私たちの社会は病気による死や事故による死は警戒し責任を感じますが、経済的に苦しい人を死に追いやることに関しては冷淡な時があります。経済的困窮は自己責任ではなく社会の構造問題も大きく影響しており、特にこの数年、一部の人を経済的に追い詰めてでもコロナ対策を優先させました」と指摘。

 その上で「自死は本人の選択のように見えているだけで、社会が追い込んだ側面があることを我々は認識するべきだと思います。コロナ対策とは誰の命を優先し誰の命を犠牲にすることを選ぶのか、ということです。私たちは気づかないふりをするのではなくそのことをきちんと認識して選択すべきだと思います」とつづり「私はメディアはコロナ死と、コロナ対策死の両方を併記して放送するべきだと思います」と提言した。