2022/4/14 Thu 01:08
ウクライナ危機が打ち砕いた日本における「9条神話」という幻想★危機に気づかないニッポン★共産党の志位委員長が有事の際に自衛隊が「国民の命を守るのは当然」と発言し、自衛隊を違憲だとする共産党の立場と矛盾すると批判される…の巻





話題:左翼







ウクライナ危機のニュースに毎日接しているうちに戦争がだんだん他人事ではなくなってくる。

共産党の志位委員長が、有事の際に自衛隊が「国民の命を守るのは当然」と発言し、自衛隊を違憲だとする共産党の立場と矛盾すると批判された。

自衛隊のことを「人殺し」と呼ぶくせに、身の危険を感じたら助けてくれと言うのは虫が良いのではないかと思うが、ある意味正直でもある。

むしろ「憲法9条を守ってさえいれば平和は守られる」といまだに言っている人達の方がヤバいかもしれない。

「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を維持しようと決意した」という日本国憲法の有名な前文があるのだが、残念ながらロシアはもちろん、北朝鮮も「平和を愛する諸国民」ではない。

中国も、たぶん、違うだろう。



■ウクライナ危機が打ち砕いた幻想

だからウクライナのように核を放棄し、どこの軍事同盟にも属さないと、「平和を愛さない諸国民」に侵略される恐れがあることが今回わかった。

つまりウクライナ危機は日本における「9条神話」という幻想を打ち砕いてしまったのだ。

先日あるロシアの政治家が「ロシアは北海道の権利を持っている」という発言をしたというニュースを見てぞっとした。

「あの土地は元々俺たちのものだ」といセリフは専制国家が侵略する時に必ず使うキーワードだからだ。

ウクライナ危機はもう一つの幻想も打ち砕いた。

それは「再生エネルギーさえあれば原発も、そして石炭火力もいらない」という欧州発の間違った考え方だ。

先月日本では地震で一部の火力発電所が停まり、そこに悪天候が重なって初の「電力需給ひっ迫警報」が出た。

今後ロシアからの石油や天然ガスが止まれば日本の電力危機はさらに深刻になる。

「ロシアは戦費調達にあなた方を利用している」とゼレンスキー・ウクライナ大統領に議会で演説され、国際的に大恥をかいたドイツは、安保もエネルギーも大幅な政策転換を迫られている。

軍事費についてはGDP比2%に大幅引き上げすることを決めたが、脱原発の流れはまだ止まっておらず、現時点では石炭火力発電の廃止を先送りするくらいしかできないようだ。



■危機に気づかないニッポン大丈夫か?

では日本はどうなのか。

安倍元首相が今年度5.4兆円の防衛費を来年度は6兆円越えにしたらどうかと提案したら、野党からは「不誠実だ」などの批判の声が上がった。

ドイツみたいにGDP2%(日本なら10兆円)にしろと言っているわけでもないのに「不誠実」と叱られる、これが日本だ。

エネルギーに関しても岸田首相は「原発はベースロード電源であり重要だ」という従来の答弁を繰り返すだけで、積極的な原発再稼働にカジを切るわけでも、小型モジュール炉の導入による「新設」に言及するわけでもない。

わが日本は大丈夫なのだろうか。

やはり北朝鮮のミサイルが九州の端っこに落ちるとか、ロシア兵が間違って北海道に上陸するとか、あるいはある日突然、大停電で東京がブラックアウトになるとか、そういうとんでもないことが起こらない限り、平和で、安全で、豊かな国ニッポンに住んでいる我々は本当の「危機」に気づかないのではないだろうか。

(FNNプライムオンライン発)













>共産党の志位委員長が、有事の際に自衛隊が「国民の命を守るのは当然」と発言し、自衛隊を違憲だとする共産党の立場と矛盾すると批判された。

>志位和夫「急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」


↑御都合主義の志位和夫。

なぜこうなった?

戦争反対、軍隊反対、天皇反対、日の丸・君が代反対、これが共産党。

敗戦して30年ぐらいまでは、戦争体験者による戦争アレルギーが強かったために、共産党の考え方を批判する世論がまだ多くなかった。

しかし、戦後40年以後になってきてから戦争体験者が高齢となるにつれ、震災での自衛隊の活動が行われるようになってから、
国民世論は自衛隊の必要性を高く評価するようになった。

こうした中で、従来通りの考え方では、共産党の支持率は下がる一方になる。

共産党員も高齢化し、若い世代が入党しない。

機関誌「赤旗」の購読数が減少し資金不足で不動産を処分してやりくりしてきた。

そこで「急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めてあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守りぬくのが党の立場だ」と
それまでの方針と相矛盾するにもかかわらず、新たなる方針を示した。

つまり、共産党が生き残るために「方便」を打ち立てたということ。

共産党は「自衛隊の存在を認める」というところまで方針を転換してきた。

ところが志位委員長は「急に言い出したことではない。2000年の党大会で決定し、綱領に書き込んでいる方針だ」と反論した。

実際、日本共産党綱領を読んでみると……。

自衛隊活用論を「綱領に書き込んでいる方針」と言うけれど、綱領にあるのは「自衛隊はアメリカの戦争計画の一翼を担っている。そんな自衛隊は憲法9条に違反しているのだから解消する」と言っているに過ぎない。

自衛隊活用など、読み取ることはできない。

志位委員長はなぜ、「2000年の党大会で決定し、綱領に書き込んでいる方針だ」などと言ったのだろうか。

自衛隊については即時廃止ではなく、国民の合意を得ながら段階的に解消するとしている。

しかし、国民の合意など得られまい。

国民は自衛隊を必要としている。

日本共産党より必要としている。

国民が何を望んでいるのかがわかってない日本共産党だから、万年野党のままなのだ。

志位和夫は、日本共産党が国民から支持されない理由を心底考えねばなるまいよ。



ブー(^0_0^)



(^-^)/(^-^)/








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