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prof  bkm  clap!

2024.4.5


カタクリの群生地へ行ってみたんだけど気温のせいか日照のせいか花が閉じてしまってた。
写真の花が僕が見付けられた中ではまだ一番開いてたやつ。
もっと反り返るように開くから、見頃の時に行けば結構な絶景だと思う。
初めてカタクリの花を見たと言う老夫婦に「写真映えしない花ですねぇ」と話掛けられたので、インスタで検索して満開の時の写真を見せたら驚いてた。
あの老夫婦がもし僕に出会って話掛けて無かったら、閉じてドリルみたいになったカタクリの花を見頃の状態だと思い込んだまま生涯を閉じる確率はまぁまぁ高かったんだろうか、などと不謹慎な事を考えて首を振る。

2024.4.3


他人へだけじゃなく自分への嘘も含めたら誰も彼も日常的に何かしらの嘘を吐いてるんだから、高確率で微妙な空気になるリスクを冒してまでわざわざ嘘を吐く必要性を感じないな。
などと捻くれた事を思いながらそもそも一歩も外へ出なかったエイプリルフール。

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4月は行きたい所が多いけど全部は行けないのでそろそろ優先順位を付けなきゃだな。
スマホのアルバムを眺めてたら昨年の4月は京都グラフィー、一昨年の4月は豊島へ行ってた。
やっぱり今年も京都グラフィーが最優先かなぁ。
京都グラフィーは毎回1日では回り切れないから泊まりで行ってもいいなと思いつつ、ただでさえホテルが値上がりしてるのに春の京都で泊まるのは勿体無い気もして足踏みしてしまう。
レンタル自転車を借りようかとも思った事あるけど駐輪する場所に困りそうなんだよな。


追記でお返事!

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2024.4.3


4cmくらいのミニサイズながら既に亀っぽくて今後の成長が楽しみな亀甲竜。

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10号鉢のアガベをどう鉢から引っこ抜くか悩んでる。
昨秋、更に大きな鉢からブルーベリーの木を引っこ抜く作業をしたけどブルーベリーは鉢の縁に棒を突っ込めるスペースがあったから何とかなったようなものなので、鉢から隙間が見えないくらいはみ出してるアガベを見て途方に暮れる。

2024.4.3


金原ひとみ『アンソーシャルディスタンス』
こちらも主人公が自滅していくような作品ばかりが揃った短編集。
コロナ禍に若いカップルが心中旅行へ出掛ける表題作が唯一闇の中にも光があるような終わり方かな。

逆に一番救いが無いのが『ストロングゼロ』
タイトルの通りストロングゼロ文学。
精神を病んだ恋人と暮らす内に自身も酒に溺れてゆく。
と言うディテールは違えど少し身に覚えがあるようなストーリー。

ストロング系の酎ハイ、販売縮小が相次いでるんだっけか。
僕も二十歳そこそこの頃によく呑んでたなぁ。
毎日真夜中にマンションから徒歩1分以内のファミマでパスタとファミチキとプリンとストロングを買う生活をして肥満一歩手前まで行ったので、堕落の象徴みたいなイメージはある。笑
その数年後にブラック企業のストレスでワインをガバガバ呑んでた時期を経て、今はお酒自体ほとんど呑まなくなった。
たまに家で餃子や鍋をする時に度数の低いのを軽く呑む程度。
「酒に強い」「呑んでも全く変わらない」と言われてたけど呑まなくなったのと加齢もありだいぶ弱くなってる筈。
幸い酒で大きな失敗をした経験は無いものの酒の失敗は怖いしそれを笑い話にはしたくないので今後もあの頃のようにガッツリ呑む事は無いと思う。

話が逸れた。
金原ひとみさんは生々しい性描写を書くけれど、それに対する不快感はあまり無かった。
不快感のある性描写とそうじゃないものの違いは何だろうと考えた結果、生々しさとかでは無く違和感の有無かもしれないと気付く。

2024.4.3


三木三奈『アイスネルワイゼン』
ホラーでもサスペンスでも無いのに怖い。
親に家賃を払って貰いながらギリギリの生活をしてるピアノ講師の琴音が仕事も恋愛も友情も上手く行かずに追い詰められて行く。
実は主人公が犯人な叙述トリックのように、一見すると被害者のような琴音も実は攻撃性が高くてヤバい女なのが徐々に分かって来る。
ヤバいと言っても、あーこんな人居るなぁと思うようなリアリティのある範疇で解像度が高いと言うか。
自業自得は言い過ぎにしても他人と自分の自覚無き攻撃性が噛み合って自滅していく恐怖。

前回の芥川賞候補作は5作中4作読んだけど、テーマ性が強い作品が多い中、クリスマス近辺の数日間の特に大きな事件が起こるわけでも無い人間模様を淡々と描いてる本作は非常にシンプル。
ディストピアを予感させるifの近未来を強いテーマ性を持って描いている受賞作の『東京都同情塔』とは対照的かも。

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