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prof  bkm  clap!

2024.4.10


レース鳩(足輪が付いてた)が帰巣本能をド忘れしたかのように庭に居着いてた。
ツバメに鳩にと鳥が集まって小川洋子さんの『ことり』の小父さんの庭みたいになって来たなと思いつつ、これ以上長居するようなら足輪に書いてある電話番号に電話しなくちゃなとも思っていた矢先、今朝見たら居なくなってた。
今まで「鳩のどこが平和の象徴やねん」と思っていたんだけど、餌を啄いて歩き回ってる姿をジッと眺めていたら少し平和な気持ちになって来るし愛着も湧き始めてたので居なくなったらそれはそれで寂しい。
獣に襲われたとかじゃなく無事に飼い主のところに帰ったんだと思いたい。

2024.4.10


小砂川チト『家庭用安心坑夫』
子供の頃に椅子や机にシールをペタペタと貼った記憶がある人は多いと思うけど、主人公が同じように実家に貼った筈のシールが日本橋三越の柱に貼り付けられてるのを発見するところから物語は始まる。
虚言癖の母親から父親だと言い聞かされて来た観光鉱山のマネキン人形「ツトム」が行く先々で現れるようになるという若干ホラーな展開。
鉱山の事故で死んだ坑夫の視点と交錯しつつ進む、どこまでが現実なのか分からない一見すると不条理なストーリーは同作者の『猿の戴冠式』と同じく自分の現実から逃げていた主人公が自分で現実を直視するまでの課程が描かれてる。

そこまで極端だったり病的だったりはしなくとも、誰しも自分自身の過去やセルフイメージを自分自身を守る為に捏造・改竄してるんだよね。
過去の美化もそうだし、例えば自分が正常や常識の側に居るつもりの人が周りから見れば全くそんな事は無かったり、逆に自分が異端で特別だと思ってる人もまた然りだったり。
見えてる世界はそれぞれ微妙に違って、本当の自分なんてのは自分が一番見えてないものなのかもしれないと思う。

ところで、僕の地元にも同じようなマネキンが並んでる観光鉱山があり子供の頃から好きでよく行ってたのでイメージしやすかった。

2024.4.5


カタクリの群生地へ行ってみたんだけど気温のせいか日照のせいか花が閉じてしまってた。
写真の花が僕が見付けられた中ではまだ一番開いてたやつ。
もっと反り返るように開くから、見頃の時に行けば結構な絶景だと思う。
初めてカタクリの花を見たと言う老夫婦に「写真映えしない花ですねぇ」と話掛けられたので、インスタで検索して満開の時の写真を見せたら驚いてた。
あの老夫婦がもし僕に出会って話掛けて無かったら、閉じてドリルみたいになったカタクリの花を見頃の状態だと思い込んだまま生涯を閉じる確率はまぁまぁ高かったんだろうか、などと不謹慎な事を考えて首を振る。

2024.4.3


他人へだけじゃなく自分への嘘も含めたら誰も彼も日常的に何かしらの嘘を吐いてるんだから、高確率で微妙な空気になるリスクを冒してまでわざわざ嘘を吐く必要性を感じないな。
などと捻くれた事を思いながらそもそも一歩も外へ出なかったエイプリルフール。

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4月は行きたい所が多いけど全部は行けないのでそろそろ優先順位を付けなきゃだな。
スマホのアルバムを眺めてたら昨年の4月は京都グラフィー、一昨年の4月は豊島へ行ってた。
やっぱり今年も京都グラフィーが最優先かなぁ。
京都グラフィーは毎回1日では回り切れないから泊まりで行ってもいいなと思いつつ、ただでさえホテルが値上がりしてるのに春の京都で泊まるのは勿体無い気もして足踏みしてしまう。
レンタル自転車を借りようかとも思った事あるけど駐輪する場所に困りそうなんだよな。


追記でお返事!

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2024.4.3


4cmくらいのミニサイズながら既に亀っぽくて今後の成長が楽しみな亀甲竜。

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10号鉢のアガベをどう鉢から引っこ抜くか悩んでる。
昨秋、更に大きな鉢からブルーベリーの木を引っこ抜く作業をしたけどブルーベリーは鉢の縁に棒を突っ込めるスペースがあったから何とかなったようなものなので、鉢から隙間が見えないくらいはみ出してるアガベを見て途方に暮れる。

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